【COBOL】初めての人でも簡単に開発環境（OpenCOBOL）を構築し、Hello Worldのプログラムを作成・実行出来るようにするまで

#概要
COBOL初心者の方向けに、Ubuntu上で開発環境(OpenCOBOL)を構築し、Hello Worldのプログラムを作成・実行するまでの手法を記載しました。

#前提条件
Ubuntu上で作業を行います。
Windows環境のみで、Ubuntu環境を持っていない方はこちらの記事を参考にして作成してください。

#構築手順

##OpenCOBOLをインストールする

• ターミナル上で以下のコマンドを実行します。

  sudo apt-get install open-cobol
  

#Hello Worldのプログラムを作成、実行する

1. pwdコマンドを実行。現在のディレクトリを確認

   $ pwd
   /home/user1 
   

2. 任意のディレクトリを作成。ここでは、dev という名前のディレクトリを作成しました。

   $ mkdir dev
   $ cd dev
   $ pwd
   /home/user1 /dev
   

3. 以下のコマンドで、COBOLのソースファイルを作成。ここでは、Hello.cbl を作成しました。

   $ vi Hello.cbl
   

4. 以下のソースコードを入力して保存

   000010 IDENTIFICATION                   DIVISION.
   000020 PROGRAM-ID.                      HELLO-WLD.
   000030 ENVIRONMENT                      DIVISION.
   000040 DATA                             DIVISION.
   000050 PROCEDURE                        DIVISION.
   000060 MAIN.
   000070     DISPLAY "HELLO WORLD"  UPON CONSOLE.
   000080     STOP RUN.
   

5. 以下のコマンドでプログラムをコンパイルします。

   $ cobc -x ./Hello.cbl
   

6. 実行ファイルとして"Hello"という名前のファイルが作成されます。

   $ ls
   Hello  Hello.cbl
   

7. 以下のコマンドでプログラムを実行します。結果が出力されました。

   $ ./Hello
   HELLO WORLD