はじめに
- 公式サイトをベースにして構築しました。
- Ubuntu18.04をインストールします。
環境
OS:Windows 10 pro
CPU:Core i5 2.7GB
メモリ:8GB
Windows Subsystem for Linux のインストール
- PowerShellを管理者権限で起動。以下コマンドを実行
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
- PCを再起動する
Ubuntu18.04をインストールする
-
以下の手段が有るようです。
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今回は、上記2のコマンドラインからダウンロードしてインストール手段を採用しました。
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2020/4/14時点だと以下ディストリビューションが用意されてました。
- Ubuntu 18.04
- Ubuntu 18.04 ARM
- Ubuntu 16.04
- Debian GNU/Linux
- Kali Linux
- OpenSUSE Leap 42
- SUSE Linux Enterprise Server 12
- WSL のための Fedora リミックス
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今回は、Ubuntu 18.04をインストールします。
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ダウンロードしたいディストリビューションのURLをコピーします。
-
PowerShell を起動します。
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任意のディレクトリに移動します。私は、C:\Dev に移動しました。
cd C:\Dev
- コマンドは、Invoke-WebRequest コマンドレットを使用します。
-Uri
に前述のダウンロードしたいディストリビューションのURLを指定します。 - Ubuntu 18.04の場合、以下のコマンドとなります。
Invoke-WebRequest -Uri https://aka.ms/wsl-ubuntu-1804 -OutFile Ubuntu.appx -UseBasicParsing
- 私の環境では、2~3分かかりました。
- 以下、C:\Dev にディストリビューションがダウンロードされました。
- 以下コマンドでインストールします。
- ダウンロードしたファイル名 Ubuntu.appx を指定します。
Add-AppxPackage .\Ubuntu.appx
Ubuntu18.04の起動
- インストールが完了したので、Windowsキーを押下してみます。
- 以下の様に、Ubuntu18.04が追加されていることが確認できました。
- クリックして起動します。
- ターミナルが起動しました。
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ユーザ情報を求められたので、ユーザ名とパスワードを設定します。 このユーザアカウントは通常ユーザとなります。任意のユーザ名、パスワードを選択してください。
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ちなみにこの例では、ユーザ名は以下としました。
- ユーザ名:user1
- パスワード:(任意のパスワード)
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管理者権限で実行する際は、 sudo で権限昇格します。求められるパスワードは上記で設定したパスワードとなります。
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ユーザ情報の設定が済むと以下画面キャプチャの通りとなります。
- 公式サイトで勧められているように、ログイン後は理由が無ければ、速やかにパッケージの更新とアップデートを行います。
- この例ですと、Ubuntuなので、以下コマンドを実行して更新とアップデートをしました。
sudo apt update && sudo apt upgrade
- 私の環境では5分くらいかかって以下の画面が起動しました。
- 「パッケージのアップグレード中に質問無しで再起動を行っても良いか?」と聞かれているので、私は Yes を選択しました。
- まだまだ処理中です。
- トータルで15分くらいかかりましたが、更新処理が終了しました。
- 以上でWindows Subsystem for Linux のUbuntu環境構築は完了しました。
Windows Subsystem for Linuxのディレクトリへのアクセス
- Windows Subsystem for Linux とホストのWindowsは同じディレクトリを参照できます。
- 具体的に言及するとWindowsから
\\wsl$
へエクスプローラでアクセスすると、上記でインストールしたUbuntsのディレクトリを参照できます。
WSLのOSを再起動するには
- ターミナルにて、Shutdown reboot コマンドは使用できません。
- Windowsホストのコマンドプロンプトにて以下コマンドを実行します。
REM Ubuntu-16.04を再起動する
wsl -t Ubuntu-16.04