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OktaとIdentity CenterとQuickSightの連携のポイント

Last updated at Posted at 2025-07-12

はじめに

QuickSightはOktaと直接連携することもできますが、Identity Centerを介して連携することもできます。そうすることで、OktaでSCIMが利用できるプラン(Essentials以上)であれば、OktaのユーザーやグループをIdentity Centerに自動連係できます。

逆に言うと、OktaでSCIMが利用できないStarterプランの場合は、手動でIdCにユーザーやグループを作成するか、同期させる仕組みを自身で構築することが必要です。

その際に、いくつか注意事項があるため、それを記載します。

構築方法

構築は、以下の手順を参考に実施できました。

以下は、構築した後のログインイメージです。

まずは、Identity Centerのアクセスポータルに行くと、Oktaのログイン画面となります。

image.png

ログインすると、登録しているQuickSightのアプリケーションが表示されます。ちなみに、右上に表示されているのはIdentity Centerのユーザーの名が表示されます(姓ではない)。

image.png

QuickSightをクリックすると、入れます。

image.png

注意ポイント

QuickSightのユーザーロールはIdentity Centerグループと紐づく

これが一番のポイント。2025年7月12日現在、QuickSightのユーザーロール(ReaderやAuthorなど)はIdentity Centerの グループと紐づきます 。ユーザーとは紐づけられません。

以下が、QuickSightでの紐づけ画面です。ちなみに、QuickSightを最初に構築するとき、管理者グループのみは必須で指定する必要があります。

image.png

上記のロールグループの管理画面は、AWSコンソールからIAM権限を持ったユーザーがQuickSightにアクセスすることで実現できます。QuickSight上のユーザーでは実施できません。

QuickSightの共有フォルダへの権限はユーザーにも付与できる

一方、共有フォルダへの権限は、グループだけでなく、ユーザーにも付与できます。これにより、細かい制御が可能です。以下の画像の2行目(名前はメールアドレスのため隠しています)がユーザーを指定しています。

image.png

ただし、ユーザーを追加する場合は以下の注意点があります。

  • 選択できるのは、Identity Centerグループに所属しているユーザーのみ
  • ただし、そのグループにはQuickSightのユーザーロールが紐づいている必要がある

image.png

やはり、基本はQuickSightのユーザーロールの紐づけをする必要がありますね。その中で、さらに共有フォルダの権限を付与するグループやユーザーを選択するということで理解しました。

おわりに

Identity Centerを介してOktaのグループやユーザーが同期できるため、管理がより簡単に出来るようになりましたね。ただ、OktaのグループとQuickSightでのグループが完全一致しないこともある(QuickSight側でより小さいグループを作りたい)と思うので、それが出来るようになってほしいところです。
共有フォルダーはユーザーに権限を付与できるため、一定はそれができるのですが・・・ 人数が多くなってくると、QuickSight独自グループ管理がしたくなるかなと感じました。そこは、今後のアップデートに期待しましょう。

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