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【Autonomous Database】ADB Database Actionsの「データ・ロード」でファイルから既存表へ一括挿入する

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はじめに

Autonomous Database (ADB) の Database Actions には、CSV/Excel などのファイルを既存テーブルへ一括挿入できる「データ・ロード」機能があります。
本記事では、既存表へ挿入(INSERT) を行う手順を紹介します。

利用ケース

  • ADB 環境で、GUIベースでファイル取込をしたい
  • GUI で簡単に既存表へデータをロードしたい場合

前提条件

  • ADBにアクセスできること
  • 取込先スキーマで対象表が既に作成済みであること
  • 取込ユーザーに対象表への INSERT 権限があること(必要に応じて SELECT/UPDATE も)

1. Database Actionsへログイン

  • 該当ユーザーでログインします。

挿入するテーブルのあるスキーマのユーザー名でログインします。

image-20250828080700931.png

  • 右上やヘッダーでログイン中のユーザーが正しいか確認します。

image-20250828080724826.png

2. 「データ・ロード」を開く

  • メニューから データ・ロード を選択します。
    image-20250828080737820.png
    image-20250828080748918.png

3. ファイルのアップロード

  • 取込対象のファイル(CSV/Excel など)を選択してアップロードします。

image-20250828080801970.png

💡 CSVの場合はヘッダ行(列名)があるとマッピングがスムーズです。

4. 設定の変更(表への挿入を選択)

  • 右上の ✏️(編集) をクリック。

image-20250828080815400.png

  • オプション「表への挿入」 を選択します。

image-20250828080830720.png

  • 挿入対象テーブルを指定します(例:SCOTT.EMP)。

image-20250828080843907.png

  • マッピングされる列を確認し、必要に応じて列の対応やデータ型の扱いを調整します。

image-20250828080858984.png

5. データ・ロードの実行

  • 開始をクリック。

image-20250828080911534.png

  • 内容を確認して 実行

image-20250828080921101.png

  • 結果を確認します(挿入件数、スキップ件数、エラー詳細など)。

image-20250828080932528.png


よくあるハマりポイントと対処

  • ORA-00942: 表またはビューが存在しません
    → ログインユーザーと取込先スキーマが一致しているか、**スキーマ修飾(SCHEMA.TABLE)**で指定しているかを確認。必要に応じて権限付与(INSERT)を見直し。

  • 数値列に空文字
    → 事前にファイルを整形して空文字を NULL にする、またはマッピングオプションで空文字→NULLの設定を有効化。

  • 重複行の扱い
    → 本手順は単純INSERTです。主キー違反が起きる場合は、ファイル整形で重複排除するか、別手段を検討。

まとめ

  • Database Actions のデータ・ロードは、GUIでサクッと既存表へ一括挿入できる便利機能
  • 事前にテーブル定義(DDL)とファイル形式を揃えておくと、マッピングと実行がスムーズ
  • 主キー・日付・NULL/空文字などの型・制約に注意
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