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Oracle Analytics Cloud(OAC) :PACを使用したADBとの接続

Last updated at Posted at 2025-01-10

はじめに

Oracle Analytics Cloud(OAC)で対象とするデーターベースがプライベートサブネットに配置されている場合は、Private Access Channel(PAC)を使用して接続します。
本記事ではOACを構築し、プライベートサブネット上のADBと接続するためPACを利用してセットアップしてみます。

OACで対象とするデーターベース(今回はADB)がプライベートサブネットに配置されている場合は、PACを使用して接続します。

1. OACの構築

左上ハンバーガーメニューで「アナリティクスとAI」から「アナリティクス・クラウド」を選択します。
image.png

「インスタンスの作成」をクリックし、アナリティクス・インスタンスを作成します。

課金体系はOCPUとユーザー数から選択できます。
OCPUの場合は時間単位の課金、ユーザーの場合は月単位の課金です。

Private Access Channel(PAC)を利用するため、Enterprise Editionを選択します。
image.png

ユーザーがOracle Analytics Cloudにアクセスする方法(パブリック・インターネット経由またはプライベート・ネットワーク経由)を選択します。プライベートアクセスとにする場合は、OACに対して使用するVCNとサブネットを選択します。
image.png

2. ADBの接続定義確認

対象となるプライベートサブネット上のADBのプライベート・エンドポイントURLを確認しておきます。
image.png

「データベース接続」をクリックします。
image.png

「ウォレットのダウンロード」をクリックし、zip形式のウォレットを保管しておきます。
image.png

3. PACの構成

作成したアナリティクス・インスタンスの詳細画面で、左側のリソースから「プライベート・アクセス・チャンネル」を選択します。「プライベート・アクセス・チャンネル」の構成をクリックします。

image.png

Private Access Channel(PAC)について

先程確認したADBの「プライベート・エンドポイントURL」を「DNSゾーン」に入力します。
任意の名前を入力、VCNとサブネットを確認した上で、構成をクリックします。
image.png

「プライベート・アクセス・チャネルの構成リクエストが正常に発行されました」とメッセージが表示され、OACが更新中になります。
構成が完了するまで、分析ホームページにアクセスすることは出来ません。
数分から
image.png

構成が完了すると、アナリティクス・クラウドが更新中からアクティブになります。
構成されました。
image.png

4. 接続の作成

アナリティクス・インスタンスの詳細画面からURLを確認し、Oracle Analytics分析ホームページにアクセスします。右上の「作成」をクリックします。

image.png

接続をクリックします。
image.png

接続タイプを「Oracle Autonomous Data Warehouse」をクリックします。
image.png

クライアント証明資格に先程ダウンロードしたウォレットをアップロードします。

セマンティック・モデルでデータ・ソース接続を使用できるようにするには、接続の作成時に「システム接続」チェック・ボックスを選択する必要があります。
参考:セマンティック・モデル・データ・ソース接続について

image.png

「保存」をクリックすると、正常に保存できましたと表示されます。

接続が正常に出来ているかを確認します。
右上の「作成」から「データセット」をクリックします。
image.png

先程作成した接続名を選択します。
image.png

「スキーマ」を展開すると、作成されているスキーマが表示され、無事ADBとの接続ができたことを確認出来ました。
image.png

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