Firecracker 入門
今回はfirecrackerをarchlinuxで触っていきます。
この記事では起動できるところまで紹介します。
firecrackerとはなんぞ?という人は公式ページをご参照ください。
前提条件
- x86_64
- archlinux
- kvmが有効
1. Install yay
(通常ユーザーで実行)
archlinuxにはコミュニティパッケージをインストールできるyay
があります。
今回はyay
を使って簡単に導入していきます。
cd ~
# アプデ
sudo pacman -Syy
# yayの必須パッケージ
sudo pacman -S --noconfirm git fakeroot binutils make gcc go
# yayのソースをクローン
git clone https://aur.archlinux.org/yay.git
cd yay
# ビルドして/usr/binにぶち込む (知らんけど
makepkg -si --noconfirm
cd ..
# 残りカスを抹消
rm -rf yay
2. Install firecracker & firectl
なんとこれだけで全部入ります。
yay -Sy firectl
3. Download kernel
and rootfs
firecrackerはカーネルを軽量化して起動を爆速にしてるのでkernel
とrootfs
を別々で持ってくる必要があります。
補足:cgroupv2
が採用されているdocker環境でfirecrackerを使う際はkernelのバージョンが5.10以上である必要があるため、下記のvmlinux.bin
は使えません。
curl -sLo vmlinux.bin https://s3.amazonaws.com/spec.ccfc.min/img/quickstart_guide/x86_64/kernels/vmlinux.bin
curl -sLo rootfs.ext4 https://s3.amazonaws.com/spec.ccfc.min/img/quickstart_guide/x86_64/rootfs/bionic.rootfs.ext4
4. Boot !!!
もうこれで最後です。
kernelとrootfsのファイルを指定するだけで起動してくれます。
今回使うrootfsはrootで自動loginしてくれます。
firectl \
--kernel=vmlinux.bin \
--root-drive=rootfs.ext4
以上!
感想 (?)
今回は簡単に導入して使ってみよう的なノリの入門でした。
firecrackerは技術的にもかなりすごいものなので、kubernetesとかで使えるようになってくれるといいですね、(期待!