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ボトルネック判断をする時に知っておきたいこと

Last updated at Posted at 2016-08-16

#■CPUのボトルネック

vmstat -n 2
⇒2秒おきに更新

スクリーンショット 2016-08-16 15.17.58.png

r列 CPU処理待ち。ここが溜まりだすと体感として遅く感じる。だいたいus,syの値も高くなる。
b列 ブロック中。ファイルIOが多い場合に発生しページングが発生している可能性がある。

us+sy = 80〜90%ならCPUがボトルネックの可能性大

us(ユーザプロセス)が高い場合は、CPU負荷の高いアプリケーションが動いてないか

sy(カーネル処理)が高い場合は、ディスクIOやネットワーク通信に伴う処理の負荷

※CPU利用率(us+sy)が高くても、CPU待ち(proc r)が少ない場合は、体感速度的には、遅く感じないはず。

※下記単位は、Kバイト
free 空きメモリの容量
buff バッファに利用されているメモリ量
cache キャッシュに利用されているメモリ量

#■ディスクIO

wa(IO待ち時間) 、 procs b(IO待ちプロセス)が高い場合はディスクIOがボトルネックの可能性大

#■メモリ使用量

free -m
⇒ 単位をメガで表示

スクリーンショット 2016-08-16 15.18.04.png

ディスクキャッシュは、必要なたびに適宜開放されるので、

ディスクキャッシュ分も空きメモリとして計算してよい。

  • ディスクキャッシュの強制開放するコマンド

echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches

その上で、freeコマンドで確認する。

スワップイン/スワップアウトの値を確認する。

  • IOの根深いキャッシュ:デントリーキャッシュの確認と削除

slabtop -o | grep dentry
56939140 56939107 24% 0.19K 2846957 20 11387828K dentry

echo 2 > /proc/sys/vm/drop_caches
※カーネルでもつファイル参照やフォルダ参照のキャッシュのこと

#■プロセスの確認

・topコマンドを使った分析

top -b -n 10 -d 60 > output.txt

※60秒間隔で10回分の出力をファイルに書き出す

・HTTPコネクション数のカウント
netstat -an |grep ESTABLISHED | grep :80 | wc -l

・HTTPプロセス数のカウント
ps -aef | grep httpd | grep -v grep | wc -l

・PHPプロセス数のカウント
ps aux | grep php | awk '{sum += $6}END{print sum}'

・Nginxプロセス数のカウント
ps aux | grep nginx | awk '{sum += $6}END{print sum}'

・MySQLプロセスが利用しているメモリ
ps aux | grep mysqld | awk '{sum += $6}END{print sum}'

・CPU使用率の高い順
ps -ae -o pid,pcpu,rss,time,cmd --sort=-pcpu
(プロセスID、CPU利用率、メモリ利用率、CPU時間、コマンド名)

★こちらも
http://qiita.com/yuse/items/1d398b34b812d5505aae

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