はじめに
文系・IT未経験からIT企業に転職し、現在はkintone開発やVBAを勉強中の30代ママです。
1歳の子供がいて、産休と育休を合わせて約1年間仕事をお休みしました。
育児と家事の合間に「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」の勉強をして、無事合格しました。
同じように育休中に何か資格を取ろうかなと考えている方の参考になれば嬉しいです。
情報セキュリティマネジメント試験を選んだ理由
正直、最初の動機は「資格手当でお給料が少し増えるから」です。
本当は基本情報技術者試験に挑戦したかったのですが、
- 育児中はまとまった勉強時間が取りにくい
- アルゴリズム問題の難易度が高い
という理由で断念しました。
(復職した現在は基本情報技術者試験合格に向けて勉強中です)
代わりに、難易度はそこまで高くなく、国家資格でもあるSG試験を選びました。
試験概要
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。
〈共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)レベル2相当〉
CBT方式のため、テストセンターで好きな日程に受験できます。
問題は選択式です。
計算問題はほぼないので、計算問題が苦手な人でも比較的合格しやすいと思います。
勉強法
「過去問道場」で勉強していました。
無料で使えるサイトで、詳しい解説が載っているので参考書なしでも進められます。
よく出る問題に公開鍵暗号方式の問題があり、私は何度問題を解いても理解できなかったのですが、このサイトを見たら理解できました。
絵でイメージできると理解が深まると思います。
勉強の流れ
- 過去問道場でひたすら解く
- 間違えた問題はノートに書いてまとめる
- スキマ時間にノートを見返す
基本的にはこんな感じで勉強していました。
参考書は買わず、過去問道場を2~3周して本番に挑みました。
産休・育休中の勉強リアル
産休中
産休開始(出産6週間前)から産まれるまでのこの時期が、 一番勉強する余裕がありました。
遠出はできないので、自宅でゆっくり過去問を解く時間を確保できました。
ここである程度の基礎を作れたのが良かったです。
もしこれから産休育休に入る人がいれば、この時期に勉強なり自分のやりたかったことをやるのがいいと思います。
産後
実際赤ちゃんが産まれると慣れない育児にバタバタでした。
睡眠不足と体力低下で、過去問を開く体力も気力もない日が続きました。
生後5ヶ月くらい経つと少しずつこの生活にも慣れてきたので、赤ちゃんが昼寝している時に少しだけ過去問を解いていました。
過去問を開く元気もない時は、「ノートを眺めるだけでもOK」と割り切りました。
情報セキュリティマネジメント試験の勉強をしてよかったこと
資格手当がもらえること以外にも勉強をしてよかったな、と思うことがありました。
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セキュリティテストを一発合格できるようになった
IT系の会社だと、定期的にセキュリティのテストを受けることがあります。
私の職場もそうで、ある程度の点数が取れるまで何度も受ける必要があります。
今までは一発合格できることは少なかったのですが、勉強してからは一発で合格できるようになりました。
何度もテストを受けるのは地味に大変なので、勉強しておいてよかったなと思います。 -
基本情報技術者試験の勉強に役立った
基本情報技術者試験でもセキュリティの問題が出ます。
情報セキュリティマネジメント試験で学んだ内容がそのまま出ることも多く、こちらの試験対策にもなります。
育休中に資格取得を目指すママへ
赤ちゃんを育てながらの勉強は本当に大変です。
なので 自分の体調を第一優先 にしたほうがいいです。
全く勉強できない日があっても自分を責めずに、育児と家事と勉強もしてる自分は何て偉いんだ!と自分で自分を褒めながら、無理せず進めていきましょう。