Pythonスクリプトをexe化する方法と、起動を早くするためのポイント(PyInstaller編)
Pythonで作ったスクリプトを配布したい場合、**exeファイル化(実行ファイル化)**は非常に便利です。
この記事では、PyInstallerを使った exe の作成方法と、起動を早くするための --onedir オプションの活用方法をわかりやすく解説します。
✅ PyInstallerとは?
PyInstallerは、Pythonスクリプトを Windows の実行ファイル(.exe)に変換できるツールです。
- Python がインストールされていない PC でも動作可能
- ライブラリや依存ファイルをまとめてパッケージ化
- コマンド1つで exe を作成できる
✅ 1. PyInstaller のインストール
まずは PyInstaller をインストールします。
pip install pyinstaller
✅ 2. 基本的な exe の作成方法
最もシンプルなコマンドは以下です。
pyinstaller your_script.py
実行すると以下が生成されます:
- dist/ … exe が入るフォルダ
- build/ … ビルド時の一時ファイル
- your_script.spec … ビルド設定ファイル
✅ 3. 起動を早くしたいなら「--onedir」を使う
PyInstaller には 「--onefile」 と 「--onedir」 の2種類のオプションがあります。
| オプション | 特徴 |
|---|---|
| --onefile | exe が1つにまとまるが、起動が遅い |
| --onedir | 複数ファイルに分かれるが、起動が速い |
🔍 なぜ --onedir の方が速いのか?
--onefile は起動時に 内部で zip を展開してから実行するため、どうしても起動が遅くなります。 一方 --onedir は展開済みの状態で配置されるため、即座に起動できます。
✅ 4. --onedir を使った exe 作成コマンド
起動を早くしたい場合は以下のコマンドを使います。
pyinstaller --onedir your_script.py
よく使うオプションを追加した例
pyinstaller --onedir --noconsole --icon=app.ico your_script.py
- --noconsole … GUIアプリで黒いコンソールを出さない
- --icon … アイコンを設定
✅ 5. フォルダ出力
dist配下にフォルダが生成されます。
このフォルダごと配布すれば、他のPCでも実行できます。
✅ 6. 起動速度の比較(体感)
| 方法 | 起動速度 |
|---|---|
| --onefile | 遅い(展開処理が入る) |
| --onedir | 速い(即起動) |
✅ 7. どちらを使うべき?
- 起動速度を重視 → --onedir
- 配布のしやすさを重視 → --onefile
✅まとめ
- PyInstaller を使えば Python スクリプトを簡単に exe 化できる
- 起動を早くしたいなら
--onedirが最適 -
--onefileは便利だが起動が遅くなる