はじめに
OCI上のPaaSサービスであるBaseDBのOSとDBのバージョンに関する事項を本記事ではまとめていきます。
本記事の内容は2024年9月時点のものであり、それ以降も内容を保証するものではありません。
Oracle Base Database Service(BaseDB)は、Oracle Cloud Infrastructure の上で稼働する Oracle Database のPaaSサービスです。
ユーザーはオンプレミスと全く同じOracle Databaseのソフトウェアをクラウド上で利用することができ、引き続きすべてのデータベース・サーバーの管理権限(OSのroot権限含む)およびデータベースの管理者権限を保持することができます。
参照:https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/basedb/dbcs101-create-db/
BaseDBで新規プロビジョニングできるOracle DBのバージョンに関して
サポートされているOracle Databaseソフトウェアのバージョンを教えてください。
現在、Oracle Database バージョン 19c、21cおよび 23c をサポートしています。
参考:https://www.oracle.com/jp/database/base-database-service/faq/
上記の通り、2024年9月時点では、BaseDBで新規に作成できるデータベースのバージョンは、19c、21c、23aiになります。
BaseDBの場合は、データベースやOSのパッチ適用やアップグレードはお客様管理になるので、Lifetime Support Policyなどを見て、推奨バージョンにお客様自身で更新していく必要がございます。
BaseDBの新規プロビジョニングにおけるOS (Oracle Linux)のバージョンに関して
The DB systems will be provisioned with Oracle Linux 8 (OL8) for Oracle Database versions 23ai, 21c, and 19c with 23.4.0.24.05, 21.12.0.0, 19.21.0.0, and later release updates (RU) only. All other prior Oracle Database versions will be provisioned with Oracle Linux 7 (OL7).
参考:https://docs.oracle.com/en/cloud/paas/base-database/create-dbs-new/#articletitle
BaseDBを新規プロビジョニングする際は、選択するDBのバージョンによって、Oracle Linuxのバージョンは異なります。
Oracle Databaseのバージョンが23.4.0.24.05、21.12.0.0、19.21.0.0およびそれ以降のRelease Update (RU)に対しては、Oracle Linux 8 (OL8) でプロビジョニングされます。
その他の以前のOracle Databaseのバージョンを選択する際は、すべてOracle Linux 7 (OL7)でプロビジョニングされます。
Oracle Linuxのバージョンのサポート状況に関しては、以下をご参照ください。
参考:https://www.oracle.com/jp/a/ocom/docs/elsp-lifetime-069338.pdf
参考
以下リンクを参照することで、BaseDBのOS・DBのバージョンのRelease状況を確認することができます。