#はじめに「resources」メソッドとは何か
railsアプリで登場する７つのアクションを自動で設定してくれる便利なメソッドです。
「routes.rb」で１行記述するだけでアプリケーションに必要なルーティングが自動生成されます。

「resources」メソッドには単数形の「resource」も存在します。
この違いについて以下解説していきます。

#複数形の「resources」
複数形の「resources」は、複数のリソースに対する処理を行うためのルーティングを生成してくれます。
簡単に説明すると、urlに「/:id」が含まれた状態で生成されます。

例えば以下のように「resources」で「users」コントローラーのアクションを生成したとします。

routes.rb

resources :users, only: [:show, :index, :new, :edit, :update]
                  #onlyでアクションを絞っています

ターミナルにて「rails routes」を実行してみます。

$ rails routes
                          〜 省略 〜

          users GET    /users(.:format)             users#index                                          
       new_user GET    /users/new(.:format)         users#new                                                                 
      edit_user GET    /users/:id/edit(.:format)    users#edit                                                             
           user GET    /users/:id(.:format)         users#show                                                                   
                PATCH  /users/:id(.:format)         users#update                                                                  
                PUT    /users/:id(.:format)         users#update                                                                 

                          〜 省略 〜

urlに「/:id」が含まれています。
urlに「/:id」を含むことで、それぞれのリソース（user）ごとに処理を行うことができます。

#単数形の「resource」
単数形の「resource」は１つのリソースに対する処理を行うためのルーティングを生成してくれます。
こちらも以下の通り「resource」で「users」コントローラーのアクションを生成したとします。
（単数形の「resource」を使用する場合はコントローラー名も単数形で記載します。）

routes.rb

resource :user, only: [:show, :index, :new, :edit, :update]
                  #onlyでアクションを絞っています

ターミナルにて「rails routes」を実行してみます。

$ rails routes
                            〜 省略 〜

         new_user GET    /user/new(.:format)     users#new                                                            
        edit_user GET    /user/edit(.:format)    users#edit                                                                
             user GET    /user(.:format)         users#show                                                                    
                  PATCH  /user(.:format)    　　　users#update                                                                      
                  PUT    /user(.:format)         users#update

                            〜 省略 〜

urlに「/:id」が含まれてないですね。
また、「/:id」が無いので「:index」アクションも生成されません。