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死に向かう、高校のアプリ制作プロジェクトから得た事

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はじめに

この記事はプロジェクトの参加者視点で、死に向かっていくプロジェクトを経て実感した「組織をまとめる人はどんなことをしなければいけないのだろうか?」ということについて書いていきます。
ある種のあたりまえについて、改めて実感したことを書き綴っているだけなのでためになることがあるかはわかりませんが、読んでくれると嬉しいです

軽い自己紹介

通信制高校に通う、ごく普通のプログラミング初学者の高校生です。

どんなプロジェクトなのか?

詳細は書けませんが、通っている高校の課外活動にて、先輩が思いついたアプリのコンセプトを、実際に人を集めて作ってみようということで始まったプロジェクトです。
ざっくり言うとマッチングアプリに該当するようなサービスです。

現状

現状の課題やらを書いていきます

課題1 : 要件がはっきりしていない・共有されていない

これが一番の問題だったのかもしれません。
何をしたいのか、そしてどういうスケールのものを作りたいのかさえ全く共有されていないので、プロジェクト長以外の誰一人として次の一手を打てないような状態になってしまっています。

課題2 : プロジェクトメンバーのモチベーションが保たれていない

なにを作りたいのか、このプロジェクトがどういうつもりで動いてるのか
そういうことが全く持って共有・鼓舞されていないのでもちろんメンバーも全くやる気はなく、呆然とただFigmaに載っているデザインを実装してるだけのような、惰性での開発になっています。

課題3 : 人員配置が無茶苦茶

開発メンバーがたった3人しかいないのに対して、広報のメンバーがおよそ10人くらいいます。
結果として、SNS・告知ばかり活発というか暴走気味なのに、開発は停滞しているというミスマッチを起こしています。
(ただ、これは私の通ってる高校の性質上、形から入るのを好む人が多いからっていうのはゼロじゃないのかもしれません。)

課題4 : マイルストーンの設定が無茶苦茶

Figmaを惰性に作ってるだけだったり、誰も身動きをとれなかったりで、10%くらいまで持っていくのに1.5年間もかかった泥沼の中、開発メンバーとの対話もなしにいきなり「あと1カ月でテスト版完成までさせるぞ!」というマイルストーンを打ち建てて、それを真に受けた広報メンバーが全力で告知ツイートや校内告知をして回る、そして当然のごとく1カ月では完成せず、テストリリース日付きで告知ツイートまでした挙句「リリース無理でした」という始末。取返しもつかない事態でしたのでこれは本当に最悪でした

課題5 : リーダーの暴走

これもまた酷く、リーダーが起業家(?)っぽいの怪しい人に触発されて「大規模にするなら法人化しなきゃいけないね」みたいなことを言い始め、メンバーの意見もまとまらずに、一度プロジェクトごと爆発四散する寸前まで行きました。
後日談ですが、権利を持つ方は法人化するけど、開発メンバーは任意団体として金も払わずに開発してもらう、そして成果物の権利はこちらの法人のものにするというものでした。一応この話がなかったことになったのは不幸中の幸いです。

リーダーは何に失敗していたか?

ここからは考察になります

1. 複数人での開発において、不可欠なものを定義しなかった点

一人での開発と違うところとして、外部に自分の思っていることや想定を共有しなければ誰にも伝わらないという点がありますが、それをリーダーは全くしていなかったというのがあります。
また要件や今後の見通しなど、役割を分けつつ細部を詰めていったりモチベーションを保つためのものを定義・告知できていなかったことも大きな失敗の一つだと思います。

2. すべてにおいて、コミュニケーションが不足していた点

課題4に挙げたマイルストーンが無茶苦茶という件が最たる例ですが、決定的にそれぞれのチームの連携が取れていませんでした。
広報チームが暴走し始めたり、開発メンバーと相談してマイルストーンを建てなかったり、すべてはチーム間の連携も含めてですが、リーダーが上手くコミュニケーションをとれていなかった点にあると思います

3. なぜプロジェクトの進行が遅れているのかについて、自分を顧みなかった

もちろん私も含めの開発チームが純粋に遅かったという可能性もありますが、おそらくは先に挙げたコミュニケーション不足などが大きいでしょう。それなのにリーダーは自分の行動については考えずに「開発遅いぞ、一緒にやろうか?」などの全くもって的外れな挙句、モチベーションまで下げるような最悪の責任転嫁を続けてしまったというのも速度の遅さに少なからず影響はあったでしょう

リーダーはどうすればよいのか?

ここからは先の何に失敗したのか?という考察から、どうすればよかった/よいのかについてを考えていきます。

1. 複数人でやってるんだから、思ってるだけじゃ伝わらないってのをわきまえる

文に起こすと本当にあたりまえのことですが、「言うは易く行うは難し」。
要件から、このプロジェクトは何をしたいかなどの「プロジェクトの指針」は事細かに明文化しないと、リーダー以外が全員ゴールの見えない迷路に迷っているような状態になって身動きが取れなくなるということを身をもって知りました。
これは組織をまとめる上で本当に気を付けないとなと思ったところです。

2. 何をするにも、とにかく当事者との対話をした方が良い

正直うざいくらいに対話をしないとダメなんだなと思いました。
マイルストーンを決めるにも、ちょっとした方針を決めるにも、チーム間での連携を取るにも、リーダーがそれぞれの間を取り持ってそれぞれを円滑に動かさないとまともに動かなかったり、片側だけが暴走し始めるようになる(連携が保てなくなる)ということをこのプロジェクトからはひどく痛感しました

3. モチベーションを保つ

「方針さえ決まっていれば」惰性でもなんとかはなったりするかもしれませんが、モチベーションを保つことは地味に大切なことだと思い知りました。
特にスピード感が重要な時間の限られているプロジェクトなどにおいては、より早く開発を進めるために、定期的にポジティブな方針や見通し、「なぜやるのか」を共有してモチベーションを保つ必要があると実感しました。

終わりに

今参加しているこのプロジェクトは十中八九失敗するでしょう...と、メンバーの私が言うのもはばかられますが。
ただ、このプロジェクトからは「組織のリーダーとしてやらなければいけないこと」などについて、反面教師でかなり学ぶことができましたので、人生のためになったプロジェクトとしてこれからに生かしていきたい所存です。

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