はじめに
①本記事は UiPath (produced with UiPath Friends) Advent Calendar 2023 の記事です。
②このブログ情報は、2023/12時点の情報です。
③参考記事:このブログはこちらの記事を参考にしています。【UiPath】無償で Studio Web を使い倒す!!
この記事について
こんにちは、yumenoshimaです。
みなさん、StudioWeb、使ってますか?
StudioWebはブラウザの自動化するためのツール、というイメージを持たれる方も多いんですが、API連携でブラウザ操作以外にもいろんなことが出来たりします。この記事では用意されているテンプレートを実際に使ってみながら紹介していきたいと思います。
Zoom録画が完了したら自動でフォルダにアップロード
今回は「Upload Zoom Recording to OneDrive」というテンプレートを使ってみたいと思います。
Zoomなど、オンラインでの会議で録画した後に所定のフォルダに格納する、みたいな作業ありますよね。
長い会議とかだと録画の完了までに若干のタイムラグがあったりして、うっかり忘れてしまったりします。
このテンプレートを使うと、Zoomの録画が完了したタイミングで自動でロボットが動き、ファイルをアップロードしてくれます。
注意:このテンプレートはクラウドレコーディングが完了した時に動きます。ローカルレコーディングでは動かない(有料アカウントじゃないとクラウドレコーディングできない)のでご注意下さい。
やってみる
では、実際にやってみましょう。
テンプレートのウィンドウで「Zoom」と検索してみると
こんな感じでテンプレートが検索されます。今回は「Upload Zoom Recording to OneDrive」を選択。
ZoomやOnedriveとの連携にはIntegration Serviceを使用するので、コネクションを作成します(すでに作成済みの場合は既定の物が選択されます)。コネクションが設定出来たら「テンプレートを使用」ボタンをクリック。
こんな感じのワークフローが出力されます(右のコメントは後入れです)。
Zoomミーティングのタイトルなどで条件を絞れたりしますが、今回はそのまま進めてみます。
OneDriveの方は保存するフォルダを指定してみましょう。
こんな感じで選択して保存すると、アップロード先が変わります。
これで設定は完了です。パブリッシュします。
パブリッシュ後にOrchestratorを見てみるとちゃんとイベントトリガーが新規作成されてますね。
では、Zoom録画を完了させてみましょう。
録画完了のメールが届きました。
Sharepointを見ると、
おおー出来てる。
早速再生してみると・・・
あれ、ちゃんと録画できてない。
実はこれ、テンプレートの中身の変数設定がちょっとミスっちゃってるからなんですよね。
(空の変数を指定してしまっているため、空の動画ファイルが出来ている状態)
フィードバックは投げてるんですがまだ直らないみたいなので自分で修正してみましょう。
詳細は省きますが、2か所修正する必要があります。
なおしてみる
1か所目は、Download the MP4 cideo file of the recordingと名前がついてるアクティビティの「要求URL」項目を式エディターで開き、「_out_GetRecording_1」となっているところを「_out_GetRecording_2」に修正します。
2か所目は、同じくDownload the MP4 cideo file of the recording内の非表示になっているその他のオプションをクリックで表示させ、「応答の添付ファイルのファイル名」項目の「_out_GetRecording_1」となっているところを「_out_GetRecording_2」に修正します。
これで修正は完了です。再度パブリッシュして、Zoomのクラウドレコーディングを完了させてみましょう。
ファイルが自動的にアップロードされていました。中身は・・・
ちゃんと撮れてました(文字ちっさ
〆
というわけで、ちょっと手直しは必要でしたが、テンプレートを使うことができました。
こんな感じで、他のテンプレートも随時紹介していきたいと思いますー。
ではまた。