概要
Swift Package Manager(以降: SwiftPM) は、Swift コードの配布を管理するためのツールです。また、Swift のビルドシステムと統合されていることにより、依存関係のダウンロード・コンパイルなどが最適化されバイナリ、リソースがプロジェクトで使いやすい形になります。 SwiftPM は既存で存在する依存管理ツールの CocoaPods や Carthage とは違い Apple が OSS とし提供しているツールで、Xcode 9以降(Swift 3.0以降)に含まれています。
ライブラリを導入してみる
SwiftPM はXcode10 以前は Package.swift
などに依存先を記述して、コマンドラインからのみビルド・実行しかできませんでした。そのため、サーバサイドや CUI アプリケーションなどでしか利用シーンがありませんでした。しかし、Xcode 11 以降からは .xcodeproj
に直接依存先の情報などを記述して導入できるようになったので、iOS アプリケーションでも SwiftPM が利用できるようになりました。つまり、CLI としてライブラリを利用する(SwiftFormatなど) + CLI ライブラリ、サーバサイドアプリなどを作成する以外は基本的には、Package.swift
を編集する必要はないということです。
Lottie をインストール
File
> Swift Packages
> Add Package Dependency..
を開きます。
Choose Package Repository 画面がでたら lottie-ios のリポジトリ URL を入力して次に進みます。
次にバイナリを指定する必要があるので、version
・Branch
・Commit
で任意のものを選択して次に進みます。
リポジトリの Fetch が終わると、ライブラリの Target 選択画面が開くので任意の Target を選択して次に進みます。
すると下記のようにインストールが確認できるとライブラリが利用可能な状態になります。