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1D-CAE(OpenModelica)覚書

Last updated at Posted at 2024-07-29

はじめに

なにかものを作るとき、まずは概念的な機能設計をしてから具体的な形状の検討に進む。
通常のCAE(3D-CAE)では形状がある程度定まってからその形状や特性を「評価する」ことが一般的である。
概念設計段階では形状が定まらないなかで「特性値の管理」や「要件定義」を実施することができる。(1D-CAE)

今回はオープンソース1D-CAEソフトウェア「OpenModelica」に触れてみたためチュートリアル的覚書を作成する。

モデル作成準備

OpenModelicaを起動し「新規Modelicaクラス作成」をクリック
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任意の名称でOKクリック
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モデル作成

画面左のライブラリからコンポーネントをドラッグ&ドロップする。今回はサンプルとして回路モデルを作成するが、物理モデルや熱流体、電磁場など支配方程式があるモデルを作成できるらしい。

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D&Dしたコンポをダブルクリックし、パラメータを入力する。
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レイアウト終了。
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レイアウトが終わったら「接続/接続解除モード」をONにし、各要素をつなぐ。
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モデル完成
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モデルチェック

モデルチェック
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解析条件の設定

時刻やタイムステップなどを設定する。デフォルトではこのままOKを押すと解析が実行される。
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今回は時刻0s~10sでタイムステップ0.001sに設定している。
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解析結果確認

シミュレーション実行後は自動で「プロット」ウィンドウに飛ばされる。
各物理量のチェックボックスをONにすることでグラフが表示される。
image.png

結果はcsvとして出力することができる。
image.png

「モデリング」タブをクリックすればモデル作成に戻ることができる。
image.png

さいごに

1D-CAEめっちゃおもろい、3Dほど計算時間もかからないしモデルもシンプル。
しかし実現象を単純化(本来の意味でのモデル化)センスは問われると感じる。
どのようにモデル化するか、コンポーネントのパラメータをどのように設定すべきかなどは3D-CAEと同様に深い理解が必要そうだ。

参考

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