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【Python】仮想環境(venv)を使えるようになりたい

Last updated at Posted at 2023-04-19

はじめに

名前がおどろおどろしくてよくわからないもの、「仮想環境」
怖そうな名前をしているが色々とメリットがあるらしい。

例えば、Pythonをexe化する際に余計なライブラリを梱包せずにすむので軽いexeを作成できる。
他にも、異なるバージョンを使い分けたり、全体の環境に影響を与えずにモジュールを差し替えられたりと便利。らしい。

アウトプットイメージ

仮想環境を作成すると、作業ディレクトリ内に仮想環境ディレクトリと愉快な仲間たちが作成される。

仮想環境ディレクトリの名前はユーザーが任意に決めることができる。

これが
work(作業ディレクトリ)
└ ***.py(実行するファイル)

こう
work(作業ディレクトリ)
├ ***.py(実行するファイル)
└ venv(仮想環境ディレクトリ)
  ├ Scripts
  | ├ activate.bat(仮想環境に入るために使う)
  | ├ deactivate.bat(仮想環境から出るために使う)
  | └ (その他ファイル)
  └ (その他ディレクトリ)

仮想環境の基本操作

コマンドプロンプトを起動して操作をおこなう

準備

カレントディレクトリを適当なところ(作業ディレクトリ)に設定する

cd 作業ディレクトリ

仮想環境の作成

実行後少し時間がかかってから、指定した名前で仮想環境ディレクトリが作成される。

python -m venv 仮想環境名

入る

仮想環境への出入りは仮想環境ディレクトリ内のactivate.batdeactivate.batでおこなう。

仮想環境名\Scripts\activate.bat

無事に仮想環境に入れると、コマンドプロンプトの先頭に(仮想環境名)がつく。

出る

仮想環境から出て元の環境に戻る。

仮想環境名\Scripts\deactivate.bat

仮想環境を出ると先頭の(仮想環境名)は消える。

仮想環境の削除

この仮想環境が必要なくなった場合は、python -m venv 仮想環境名で作成された仮想環境ディレクトリを丸ごと消せばOK

pipの操作

生まれたての仮想環境には外部ライブラリは含まれていないため、ほとんどの場合import文で怒られが発生する。

仮想環境を作成した後はほぼ確実にpipを操作することになるのでpipの操作をメモっておきます。

pipのアップグレード

自分の環境(WinPython)だとメイン環境のpipを最新にしても仮想環境のpipがなぜか最新にならない。(なんとかならんかね)

必要に応じてpipを最新版にする必要がある。

pip install --upgrade pip

ライブラリのインストール

最新版をインストール

pip install モジュール名

バージョンを指定してインストール

pip install モジュール名==x.y.z

2.10以上で3以下の最新版をインストール

pip install 'モジュール名>=2.10,<3'

requirements.txtを使用してインストール
いまインストールされているライブラリをrequirements.txtに出力する方法も後述。

pip install -r requirements.txt

入っているライブラリとバージョンの確認

一覧で表示

pip list

requirements.txtに出力

pip freeze > requirements.txt

エディタを使いたい

pipを用いて仮想環境内にエディタをインストールをする必要がある

Spyder

インストール

pip install spyder

起動

spyder

Jupyter

インストール

pip install notebook

起動

jupyter notebook

さいごに

この作業ディレクトリをgit管理にしてしまうのがいいのかな?

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