評判のVSCode Live Shareでリモートペアプロをしてみたので感想など。
やり方などは紹介記事が他にたくさんあるので省略します。
環境
自分: Windows 10(ホスト)
相手: Mac
Share Audio(音声チャット)も使用
使用プラグイン
Live share
Browser preview
Auto import
他は関係なかったので省略
Zoomなどでのペアプロと比較した場合のメリット・デメリット
メリット
◎ 共有範囲がVSCode内に絞られるため、うっかり通知ポップアップやデスクトップ、ブックマークなどが見える可能性がない
◎ お互い同時に編集できるので、ドライバーとナビゲーターの交代がとてもスムーズ(デメリットでもある)
○ ゲスト側の環境構築が楽
○ お互いのキーバインドなどの設定を合わせる必要がない
○ カメラが最初から選択肢にないので、見た目を気にしなくていい
・ 音質も悪くはない(MS teamsだと何故かmac相手は音質悪かったりするので)
・ ブラウザプレビューもシェアできるので、動作確認の画面共有も問題なし(ブラウザ依存は除く)
デメリット
× 画面共有はないので、相手の環境でのみ起こっている症状を伝えるときに不便(auto importの候補が出てこないなど)
× チャットはあるがテキストのみで画像が送れない
△ お互い同時に編集できるので、役割分担が曖昧になりがち
△ 音質は悪くないが、ノイズキャンセリングも甘いのか周囲の雑音が入りやすい気がする
△ Undo/Redoの履歴がホストとゲストで共通
・ワークスペース単位のセッションのため、複数のプロジェクトをまたげないかも(未確認)
ツール問わずリモートペアプロのメリット・デメリット
メリット
☆ 自宅作業で気が散りやすい人にとっては、共同作業による集中力アップの恩恵が非リモートより大きい
デメリット
× 相手が見ているものがわかりづらく、場所の説明がやや手間(「ここ」は禁句)
△ 相手の顔が見えないので、非リモートの場合より思考の垂れ流しを意識する必要がある
まとめ
個人的にはLive Shareを使わずにペアプロするよりずっとやりやすい。
画面共有と併用するべきかどうかについては正直どちらでも。
いずれにせよ、リモートワークで寂しいとか集中できないという声も聞こえる昨今、リモートペアプロがもっと流行って欲しいです。
参考
Visual Studio Live Shareで始める快適なエンジニア間コミュニケーション
VS Live ShareのUIが若干分かりづらかったので、初期設定時の参考にさせてもらいました
Visual Studio Live Share でリモートペアプロができるか試してみた
2年前の記事ですが、pros/consともに今もあまり変わっていません
ついにJetBrains系IDEでペアプロができるようになりそう
二人ともJetBrainsユーザなのですが、本業の使用言語が違うためIDEが合わず今回は見送り