はじめに
今回は、現場で使用しているTableau Prepというツールについて、何ができるか、何ができないかのかをざっくりまとめました。
Tableau Prepとは
Tableau Prepは、Salseforceが提供している、Tableau製品群の一つです。Tableauには、Tableau Desktop、Tableau Cloud、Tableau Prepなどの種類があります。その中でTableau Prepは、データ分析の前段階としてデータの加工を行うためのツールです。
以下のような形で、データの結合やクレンジングなどの処理を行います。
できること
Tableau Prepは、複数のデータソースに同時に接続し、取得したデータを結合・クレンジングしたりして、CSVやExcelなどの形式に出力することができます。
接続可能なデータソース
- MySQL
- Googleスプレッドシート
- CSV
- Excelなど
クレンジング時に主に使用する機能
- 空白の除去
- フィルタリング
- 関数の適用
- 集計
- 結合
- ユニオンなど
出力可能な形式
- CSV
- Excel
- Hyper(Tableau独自の形式)
できないこと
- データを分析に適した状態に整えるためのツールであるため、グラフの作成はできません
- 変数のような概念はありますが、加工したデータを変数に代入することはできません
- 独自の関数を作成することはできません
注意点
Tableau Prepはプログラムのロジックを作成する感覚に似ており、直感的に処理を作成すると、処理が複雑化し、後で見直す際にロジックの理解に時間がかかることがあります。加えて、他の人に引き継ぐ際にも、複雑さが問題になることがあります。
また、大量のデータを扱う場合、処理が重くなることがあります。
さいごに
ここまで、Tableau Prepについてざっくりまとめました。内容に不備や誤りなどあるかもしれませんので、その際はご指摘いただけると幸いです。
参考