はじめに
みなさんこんにちは!
まずは本記事を読んでいただきありがとうございます。
早速ですが、みなさんはこんなことで困ったことはありませんか?
- アイデアが頭の中で迷子になり、どこから手をつけていいか分からなくなる
- 複雑な問題に直面した時、思考が整理できずに混乱してしまう
- 論理的に説明しようとしても、言葉が上手くまとまらない
などなど
他にも悩みをお持ちの方いるのではないでしょうか。
私自身まさに上にあげたような悩みを持っていまして、「自分は論理的に説明をすることが苦手だ! → だから、できない」と悲観的になり決めつけてしまっていました...
しかし、動かなければ何も改善されないと感じ、ロジカルシンキングを鍛えるにはどうすれば良いか悩んでいた矢先、出会った画期的な手法が、「0秒思考」と「ピラミッドストラクチャ」でした!
今回は、ロジカルシンキング強化法として「0秒思考」と「ピラミッドストラクチャ」を掛け合わせた手法をNotionを活用したテンプレートとともに詳しくご紹介します。この手法を習得すれば、あなたの思考の整理力と伝達力が飛躍的に向上するでしょう。
なお、この記事はマナビジネス【コンサル仕事術】さんのこちらの動画を参考にしています。さらに深く学びたい方は、ぜひ動画もご覧ください。
最後には今回説明するロジカルシンキングを向上させるNotionテンプレートの配布も行なっているのでぜひご覧ください!
それでは、「0秒思考」の具体的な実践方法と、それを支えるNotionの活用法について解説していきましょう!
テンプレートの紹介
まずは、全体像のイメージがこちらです。
この画像を示されただけだと何が何だかわかりませんよね。
以下の章で一つ一つ説明していきます。
0秒思考の準備
全体の画像をイメージできたところで、0秒思考を始めるための準備を説明します!
こちらの手順はとても簡単で2ステップのみです!
- 「+新規」をクリックし「テーマ」に無題のページを作成する
- テンプレートのボタンをクリックしフォーマットを自動生成する
たったこれだけです!
0秒思考の事前準備はできましたか!?
これで、書き始める土台は完成しました!
ただ、実際準備はできたけどどういう流れで進めるの?
そもそも、さっきから言っている「0秒思考」と「ピラミッドストラククチャ」って何のこと?
と疑問に思った方のために次は、用語の定義を進めていきましょう!
もう既に用語の意味がわかっている方は、「使い方の流れ」に進んでください!
そもそも0秒思考とは?
「0秒思考」とは、判断力と思考の質を向上させるための実践的なメソッドです。
この方法では、まず自分で問いを設定し、その問いに対する答えをA4用紙に1分間で4〜6行書き続けます。
重要なのは、手を止めずに書き続けることです。このプロセスを1日に10枚行うことで、迅速な思考と判断が養われます。
※今回説明する流れは大筋似ていますが、少しやり方を変えています。
0秒思考のメリット:
ロジカルシンキングの強化:
- 短時間で考えをまとめる習慣が、論理的思考力を向上につながる
- 箇条書きでアイデアを整理することで、思考の構造化が促進される
会話力の向上:
- 即座に考えをまとめる能力が高まり会話力を向上させる
- 多面的に思考を行うことで、相手の意見を理解し適切に反応できるようになる
コミュニケーションの質の向上:
- 簡潔に要点をまとめる力が養われ、より明確で効果的な意思伝達を可能にする
- 自分の意見や考えを論理的に説明する能力が向上する
0秒思考の書籍はamazonで購入できるので気になった方はぜひご覧ください
Amazon.co.jp:0秒思考
続いてピラミッドストラクチャの説明に移ります!
ピラミッドストラクチャって何?
ピラミッドストラクチャーは、論理的な思考や情報の整理、プレゼンテーションのための手法です。
ピラミッドストラクチャの定義:
ピラミッドストラクチャーは、最も重要な結論や主張を頂点に置き、それを支える論点や詳細を下層に配置する思考・表現の方法です。上から下へは「なぜそう考えたのか」を論理的に説明し、下から上へは「この主張は〇〇によって裏付けられている」という具合に、論拠を積み上げる構造となっています。
ピラミッドストラクチャの特徴:
- トップダウンの論理展開
- 下層は上層を論理的に支える関係
- 各層の要素はお互いに独立していてそれぞれが全体の主張や問題を網羅的にカバーする
ピラミッドストラクチャのメリット:
情報の整理と優先順位付けが容易
- 重要度に基づいて情報を階層化できるため、複雑な内容を整理しやすくなる
- 下位層に詳細を配置することで、情報の深さと広がりを体系的に表現できる
論理の一貫性を保ちやすい
- トップダウンの構造により、全体の論理の流れが視覚的に把握しやすくなる
- 情報間の関係性が明確になり、論理的な飛躍や欠落を防げる
聞き手や読み手の理解を促進
- 最も重要な情報から順に提示されるため、要点を素早く理解できるようになる
- 情報が階層的に整理されているため、全体像を把握しやすくなる
以上より、ピラミッドストラクチャーは、複雑な情報を論理的に整理し効果的に伝えるのに役立つツールとなります。
使い方の流れ
所要時間 : 15分弱
実施内容 : 90秒間手を止めずに問に対する回答を記入 + 10秒間⭐️チェック
この、0秒思考+⭐️チェックを合わせた100秒を1セットとし、 合計8セット行う
8セットの概要 :
⭐️は、答えるテーマに沿って一番優先度、納得度が高そうなものを自分の中で選択してください
- 1セット目
- 90秒:結論を書き出す
- テーマに対して考えられる結論を、思いつく限り書き出します。できるだけ多角的に考え、さまざまな視点から結論を出しましょう。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した結論の中で、最も納得度が高いと思うものに⭐️を1つつけます。
- 90秒:結論を書き出す
- 2セット目
- 90秒:結論に対する理由を挙げる
- 1セット目で⭐️をつけた結論に対して、なぜその結論に至ったのか、理由をできるだけ多く書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した理由の中で、特に深掘りしたい理由を2つ選びそれぞれに⭐️をつけます。
- 90秒:結論に対する理由を挙げる
- 3セット目
- 90秒:一つ目の理由を支える根拠を挙げる
- 2セット目で⭐️をつけた理由に対して、その理由を支える根拠をいくつか書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した理由の中で、特に深掘りしたい根拠を2つ選びそれぞれに⭐️をつけます。
- 90秒:一つ目の理由を支える根拠を挙げる
- 4セット目
- 90秒:一つ目の根拠の背景や事実を書く
- 3セット目で選んだ最初の根拠について、その根拠が成り立つ背景や事実を書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した背景や事実を確認し、納得できるかどうか⭐️をつけます。(任意)
- 90秒:一つ目の根拠の背景や事実を書く
- 5セット目
- 90秒:二つ目の根拠の背景や事実を書く
- 3セット目で選んだ次の根拠について、その根拠が成り立つ背景や事実を書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した背景や事実を確認し、納得できるかどうか⭐️をつけます。(任意)
- 90秒:二つ目の根拠の背景や事実を書く
- 6セット目
- 90秒:2つ目の理由を支える根拠を挙げる
- 一つ目の理由について支える根拠をいくつか書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した理由の中で、特に深掘りしたい根拠を2つ選びそれぞれに⭐️をつけます。
- 90秒:2つ目の理由を支える根拠を挙げる
- 7セット目
- 90秒:一つ目の根拠の背景や事実を書く
- 6セット目で選んだ一つ目根拠について、その根拠が成り立つ背景や事実を書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した背景や事実を確認し、納得できるかどうか⭐️をつけます。(任意)
- 90秒:一つ目の根拠の背景や事実を書く
- 8セット目
- 90秒:二つ目の根拠の背景や事実を書く
- 6セット目で選んだ二つ目根拠について、その根拠が成り立つ背景や事実を書き出します。
- 10秒:⭐️チェック
- 書き出した背景や事実を確認し、納得できるかどうか⭐️をつけます。 (任意)
- 90秒:二つ目の根拠の背景や事実を書く
結論はそもそも一個で良くない?と思う方もいると思うのですが、今回の目的はロジカルシンキングということもあり、
「こういう捉え方もできるな!」「あんな捉え方もできるな!」「逆の立場だったらこう考えられるな!」みたいに、色々な視点に立った上で結論を導き出すことができると思います。そのため90秒間多角的に結論を書くようルールを定めました。
使用例
まずはテーマを決めます。
テーマが決まりにくいなと思ったら生成AIにテーマを出してもらうという手法があります。
もしくは、GDで用いられるテーマを設定しても良いでしょう
今回私が実践した例を示します。
テーマは、実際のGDで用いられた「これからの社会でAIに代替される職業は?」です!
定量的なデータを用いていないので信頼性には欠けるとは思いますが、少しでも書き方のイメージを膨らませることができれば嬉しいです。
今回の仕様ですが、使用しながらフォーマットも項目も自分好みにカスタマイズして行ってください!
例えば、セレクトプロパティを追加してジャンルごとに印をつけてみても良いかもしれません。
具体的な例としては、「自分の強みについて深めたいな」、「ガクチカについて深めたいな」と思ったらジャンルには就活と加えることで後で就活に絞った項目で絞り込むこともできますね!
また、テンプレートでは、納得度順に並び替える機能がついているので、
ある程度溜まってきたらそれについて深ぼってみても良いと思います。
例えば、なんで納得度が高く付けられたのか?どういう点に納得しているのか?答えを書く上でどんなことに意識できたのか?そのような意識をして答えを導きだせた背景はどんなのものがあるか?
などと、納得がいったロジカルシンキングに対しても0秒思考をすることで更なる成長が見込めるかもしれません!!
ほんとに問さえあれば深掘りができますね!
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回は、Notionを活用した0秒思考×ピラミッドストラクチャ ロジカルシンキングを鍛える最強メソッドについて詳しく解説しました。この手法は、GD対策はもちろん、日常生活や学業、将来の仕事においても大いに役立つスキルです。
皆さんがこの記事を読んで、少しでもロジカルシンキングの上達に役立てていただけたら嬉しいです!
私が今回作成した「0秒思考用のテンプレ」はこちらのリンクから複製して使用してください。
【 ロジカルシンキング 】 0秒思考 × yukkun
P.S.
使用例で示したテーマは実際にpwcさんのGDで用いられたものを使用しています。
GDは、就職活動において多くの企業が取り入れている選考方法です。複数の参加者が与えられたテーマについて意見を交換し合い、合意形成を目指します。しかし、「GD対策といっても具体的に何をどう準備すれば良いのか」と悩む方も少なくないでしょう。
そこで、GD対策に関する具体的な方法や成功のポイントについて、詳しくまとめた記事を用意しました。この記事では、GDの基本的な進行から、効果的な発言方法
、役割の分担、そして評価基準までを網羅的に解説しています。
もしよろしければ、こちらの記事を合わせてお読みいただけると、GDに対する理解がさらに深まり、実際の場面での対応力も向上するはずです。GD対策に取り組む皆さんにとって、役立つ情報が詰まっていますので、ぜひご覧ください。
【 就活対策 】GD完全入門:成功に導くノウハウを徹底解説