はじめに
ここでは、主に製薬企業でプログラミングを使った業務を行うために必要な環境構築について書いています。
基本的にはケモインフォマティクスやバイオインフォマティクスなどにおける機械学習に利用することを想定しています。
また、使用するパソコンは、Windows 10を想定しています。
Anacondaのインストール
Anacondaをインストールすると、Pythonとともに、科学計算でよく使われるライブラリ(よく使う関数などをまとめて利用できるようにしたもの)一式が同時にインストールされ、すぐに実務で使うことができます。
まず、Anacondaのダウンロードページにアクセスします。
そこで、下の図の赤枠で示しているように、Windows用のインストーラーを選択します。
下へスクロールすると、Python3系かPython2系かを選択する箇所が出てくるので、Python3系を選択します。
使っているパソコンに合わせて64bit版または32bit版のインストーラをダウンロードします。
あとは画面の指示通りに進めていけば、問題なくインストールできるはずです。
インターネット接続設定
社内ポリシーに則り、適宜インターネット接続設定をAnacondaに対して適用してください。
これをやっておかないと、以下のライブラリの追加インストールができなくなります。
Anacondaのアップデート
Anacondaは時々アップデートが入る場合があります。
アップデートを適用するには、コマンド プロンプトに以下のコマンドを入力して実行します。
conda update --all
まとめ
ここでは、製薬企業の実務でPythonを使用するための環境構築について解説しました。
化合物の構造を扱ったり、機械学習を本格的に行ったりするためには、追加でライブラリをインストールする必要があります。
詳しくは、以下の記事を読んでみてください。