今回の目的
※踏み台サーバと接続先サーバはともにLinux OSを使用。
※接続先環境はOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を使用しているが、クラウド固有の設定は不要なため、他のクラウド環境でも同様に実施可能です。
事前準備
- Windowsのローカル端末にTera Termをインストール
- 以下サーバのファイアウォールのイングレス・ルールをそれぞれ許可
- 踏み台サーバ
- 接続元:ローカル端末のIPアドレス
- 許可するポート:SSH(TCP/22)
- 接続先サーバ
- 接続元:踏み台サーバのプライベートIPアドレス
- 許可するポート:SSH(TCP/22)
- 踏み台サーバ
※運用負荷軽減のため、エグレスルールは全許可としています。
本手順
1.踏み台サーバへの接続
Tera Termを開き、踏み台サーバのパブリックIPアドレスを入力、「OK」を選択します。
初回ログイン時に以下の警告が表示されるため、問題なければ「続行」を選択します。
認証情報を入力し、「OK」を選択します。
2.ポートフォワーディングの設定
踏み台サーバにログインした状態で、Tera Termの設定を変更し、接続先サーバへのポートフォワーディングを行います。
「設定」から「SSH認証」を選択します。
以下項目を入力、「OK」を選択します。
- ローカルのポート:任意の値(ここでは
10022
) - リモート側ホスト:接続先サーバのプライベートIPアドレス
- ポート:
22
設定した情報が追加されたことを確認し、「OK」を選択します。
これでポートフォワーディングの設定は完了です。
3.接続先サーバへの接続
新規でTera Termを開き、以下項目を入力し、「OK」を選択します。
初回ログイン時に以下の警告が表示されるため、問題なければ「続行」を選択します。
認証情報を入力し、「OK」を選択します。
これで、Tera Termを使用したポートフォワーディングを経由した接続が完了しました。