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トカゲ飼いが温湿度ログから始める Raspberry Pi 講座

Last updated at Posted at 2021-04-24

■はじめに

温湿度のロガーを作りたいという要望から新たに Raspberry Pi を構築します。
Raspberry Pi Imager が出ていたりするので、その確認も兼ねています。
例によって、Raspberry Pi とはなんぞや、という方向けの記事となっております。

手元の Windows マシンから各種準備とセットアップを行いますが、
余計な説明や詳細な用語解説はせず、温湿度を Ambient に送信して確認が出来ることをゴールに設定しています。

今回ははんだやはんだごてを使う必要はないものを選びました。

■使うもの

■作業はじめ

まずは micro SD カードをフォーマットします。
SD カードリーダーに micro SD を挿して、 PC に繋ぎます。
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フォーマットを選択します。
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開始を選択します。
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データが存在する場合、注意が出ますが、そのまま OK を選択します。
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フォーマットが完了したら OK を選択します。
6.jpg

■ Raspberry Pi Imager をダウンロードする

micro SD に OS を書き込むソフトウェアを以下からダウンロードします。
Download for Windows を選択してください。
https://www.raspberrypi.org/software/
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ダウンロードが完了したら、 imager_1.6.1.exe を選択します。
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■ Raspberry Pi Imager をインストールする

インストーラが起動します。
そのまま Install を選択します。
9.jpg
インストールが完了したら、チェックを入れたまま、 Finish で Raspberry Pi Imager を起動します。
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■ Raspberry Pi Imager で micro SD に OS を書き込む

Operating System の CHOOSE OS を選択します。
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Raspberry PI OS(32-bit)を選択します。
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Storage の CHOOSE STORAGE を選択します。
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micro SD を挿した USB を指定します。
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CTRL + SHIFT + X キーを入力します。
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OS 書き込み時のメニューが表示されます。
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Set hostname にチェックを入れて mypi と入力、 Enable SSH にチェックを入れて、pi ユーザーのパスワードを入力します。
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下にスクロールして、Configure Wifi にチェックを入れます。
ご自宅の Wi-fi ルーターに記載されている SSID/Password を入力してください。
Wifi country は JP を選択します。
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Set locale settings にチェックを入れ、Timezone に Asia/Tokyo を選択します。
keyboard layout は US のままにしてください。
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残りはそのままにして SAVE を選択します。
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WRITE を選択します。
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YES を選択して書き込みを開始します。
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書き込みが完了したら、CONTINUE を選択します。
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■ Raspberry Pi に micro SD に OS を挿入する

Raspberry Pi の本体の裏側にスロットに micro SD に挿入します。
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そのまま電源を接続して、赤いランプが点灯し始めることを確認してください。

■ Windows PowerShell を使い、Raspberry Pi に SSH 接続する

Windows のメニューから PowerShell を起動します。
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ssh するホストを入力、実行します。

PS > ssh pi@mypi.local

yes/no の入力を求められますので、yes を入力します。
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パスワードの入力を求められますので、OS を書き込む際のパスワードを入力してください。
SSH で Raspberry Pi へのログインが完了します。
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■ Raspberry Pi に DHT11 を接続する

Raspberry Pi の立っているピンに DHT11 を接続します。
赤い線を一番左上、黒い線を1つ開けた次のピン、緑の線をその隣に挿します。
rasp2.jpg

■ DHT11 用の Python コードを clone する

github から Python コードを clone します。

pi@mypi:$ git clone https://github.com/szazo/DHT11_Python.git

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■ DHT11 用の Python コードを実行してテストする

実際に clone したコードが実行できるかを確認します。

pi@mypi:$ cd DHT11_Python
pi@mypi:$ python example.py

以下のように温湿度が表示されれば問題ありません。
30.jpg

■ Ambient のアカウントを取得する

Ambient をブラウザの URL バーに入力します。

画面右上のユーザー登録(無料)からユーザー登録を行います。
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メールアドレスとパスワードの入力が終わったら、ユーザー登録(無料)を選択します。
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メールアドレスに認証 URL が送られてくるため、確認して認証します。
認証が出来たら、画面右上のログインを選択します。
登録したメールアドレスとパスワードを入力したらログインを選択します。
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■ Ambient にチャネルを作成する

チャネルを作るを選択します。
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チャネルが払い出されます。
画面はこのままにしてください。
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■ Ambient に DHT11 で取得したデータ送信をする Python コードを clone する

Ambient に DHT11 で取得した温湿度データを送信する Python コードを clone します。
clone 後、先ほどのチャネル情報を clone したコードに書き込みます。

pi@mypi:$ git clone https://github.com/Yukisama00/reptile.git
pi@mypi:$ cd reptile
pi@mypi:$ vi dht11.py

頭の # を削除して、ブラウザで表示したままにしたチャネルID を CHANNEL_ID、ライトキーを WRITE_KEY と置き換えます。
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書き換えが出来たら、コードを移動させます。

pi@mypi:$ mv dht11.py ../

■ Ambient のモジュールをインストールする

そのままでは上記のコードは使えないため、追加でモジュールをインストールします。

pi@mypi:$ pip install git+https://github.com/AmbientDataInc/ambient-python-lib.git

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■ Ambient に DHT11 で取得したデータ送信をする Python コードを実行する

同様に温湿度が表示されることを確認します。

pi@mypi:$ python dht11.py

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■ Ambient を設定する

チャネルの設定をします。
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一番右にあるアイコンを選択します。
設定変更が表示されるので選択します。
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チャネル名を mypi 、データ1を temperature、データ2を humidity とします。
カラーなどは好きに設定してください。
設定できたらチャネル属性を設定するを選択します。
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元の画面のチャネル一覧を選択し、ボート一覧を選択します。
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ボードを作るを選択します。
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ボードが作成されました。
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画面上部のグラフアイコンを選択します。
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ボード作成画面になります。
チャネル/データ設定を選択します。
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室温のチャートを作成します。
設定出来たら設定するを選択します。
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同様の手順で湿度のチャートも作成します。
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チャートが描画できました。
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■ Ambient へのデータ送信を1分毎に実行する

pi@mypi:$ sudo vi /etc/crontab

最下段に
* * * * * pi /usr/bin/python /home/pi/DHT11_Python/dht11.pyを追加します。
54.jpg

■ おわりに

Raspberry Pi を利用した温湿度のログを残す手順を紹介致しました。

■ 参考URL

https://dev.classmethod.jp/articles/raspberry-pi-imager-v1-6-update/
https://ambidata.io/refs/python/

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