概要
HTMLには、ユーザからテキスト入力を受け取る為の要素が存在します。この記事では、その中でも、特に<input type="text">
と<textarea>
の2つの要素の違いと使い分けについて記述致します。
<input type="text">
の特徴
<input type>
に”text”を設定すると「一行のテキスト入力フィールド」を作ります。この要素は主に以下のような場面で使用されます。
- ユーザ名
- パスワード
- 検索ボックス
- Eメールアドレスなど
<label for="username">ユーザー名:</label>
<input type="text" id="username" name="username">
この例では、ユーザーは一行のテキストフィールドに名前を入力します。
<textarea>
の特徴
<textarea>
要素は、ユーザーが複数行のテキストを入力でき、フィールドを提供します。通常、詳細な情報を必要とする場面で使用されます。
- ユーザーがフィードバックを提供するためのフィールド
- ブログポストや記事を書くフィールド
- コメントを書くフィールドなど
<label for="message">メッセージ:</label>
<textarea id="message" name="message" rows="4" cols="50"></textarea>
この例では、ユーザーはフィードバックやメッセージを書くための複数行テキストフィールドを作ります。
いつどちらを使うべきか
<input type="text">
と<textarea>
の使い分けは、基本的には入力するテキストの長さと内容によります。
- 一行のテキスト入力が必要な場合、または比較的短いテキスト入力が必要な場合には
<input type="text">
を使用します。 - 複数行にわたるテキスト入力や、長いテキスト入力が必要な場合には
<textarea>
を使用します。