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RailsでのHTMLエスケープとhtml_safeを使用する方法

Last updated at Posted at 2023-06-19

概要

RailsでのHTMLエスケープとhtml_safeを使用する方法を記述致します。

HTMLエスケープとは

HTMLエスケープは、文字列内の特殊な文字(<>&'\など)を対応するHTMLエンティティに置き換えることを指します。例えば、<&lt;&&amp;になります。この処理は、ユーザーが入力したデータをそのままウェブページに表示するときに重要となります。ユーザーがHTMLタグを入力した場合、そのまま表示するとウェブページの構造を壊す可能性があります。

RailsにおけるHTMLエスケープ

Railsでは、ビューで表示するテキストはデフォルトでエスケープされます。これは、Railsのセキュリティ機能の一部で、スクリプト注入攻撃を防ぐためのものです。

例えば、以下のように<h1>タグを含む文字列を表示しようとすると:

<%= "<h1>Hello, World!</h1>" %>

実際には、以下のようにエスケープされて表示されます。

&lt;h1&gt;Hello, World!&lt;/h1&gt;

RailsでHTMLエスケープを回避する方法

エスケープを回避するにはhtml_safeメソッドを使うことができます。これにより、HTMLタグがそのまま表示されます。

<%= "<h1>Hello, World!</h1>".html_safe %>

ただし、この方法は注意が必要です。ユーザーからの入力をそのままhtml_safeメソッドでエスケープせずに表示すると、スクリプト注入攻撃につながる可能性があります。

そのため、ユーザーからの入力をエスケープせずに表示する場合は、他の対策(例えば、入力のサニタイズ)も合わせて行う必要があります。

まとめ

HTMLエスケープとそのRailsでの利用について記述致しましたが、注意点も含めて、適切にエスケープを管理することが必要です。

参考

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