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薬価を調べるLINE公式アカウントを短時間で作ってみた

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作ったもの

薬価(薬の値段)を調べることが出来るLINE公式アカウントを作ってみました。
短時間である程度動くものを作ることを目的として、いろいろ拘らずにサクサクと動くものを作り上げました。
尚、薬の情報は、薬価サーチのデータを使用しています。

実際に作成したものは以下になります。

システム構成

LINE公式アカウントで、「薬の名前」を入力すると、薬価サーチの検索結果のURLがかえってきます。
image.png

開発全体の流れ

  1. LINE公式アカウントを開設します
  2. Azure上で Azure Functions の環境を構築します
  3. Azure Functionsを使って、薬価サーチの検索URLをリプライする処理を実装します
  4. LINE公式アカウントの「チェンネルトークン」「アクセストークン」をコード内で使用します
  5. LINEのWebhookにAzure Functionsの関数読出しURLを設定します

以上で完成です。
慣れている人であれば、約1~2時間程度で構築完了です。

ポイント

いろいろしっかり実装を考えると難しい課題も出てきますが、今回は、LINEで入力された薬の名前に対して、薬価サーチ の検索結果のURLをリプライするというシンプルな作りとします。なので、薬の名前ではないものも入力できて、リプライも来ますが、「データが見つかりませんでした」というURLがかえってきます。ただ、薬の名前をちゃんと入力すれば、薬の情報にすぐにたどり着けますし、スマホなので音声入力とかで薬の名前を読み上げれば、薬価の情報が帰ってくるので、割りと使いやすいのではと思っています。

詳細1:LINE公式アカウントの開設

LINE公式アカウントの開設方法はいろいろなサイトで紹介されていますが、今回の方法では LINE Messagging API を使用して薬価サーチの検索結果をLINE側にリプライする為、以下のサイトが良くまとまっていて分かりやすいと思います(LINE公式アカウントの開設や、Azure Functions の設定までが詳しく記載されています)。

詳細2:Azure Functions を使ったURLのリプライメッセージ

「薬価サーチ」の検索結果は、以下のようなURLで取得することが出来ます(hogehoge で検索した場合)。

https://yakka-search.com/index.php?s=hogehoge&stype=1

その為、LINEから受け取ったメッセージ(薬の名前)を、上記の「hogehoge」の部分に入れて、URLをリプライする処理を、Azure Functions 上で実装します。上記の記事の続編ですが、以下の記事の場合は、受信したメッセージに絵文字を付けて返信しているので、URLを処理する参考になると思います。

最後に

今回は、触ったことがあるユーザが多いLINEを入り口として、薬価サーチの検索結果と連動させることで、手軽に薬価の情報を調べられる公式アカウントを作成してみました。
あとは、URLパラメータを使って、検索結果を表示するサイトは結構多い気がするので、こういった方法でも簡単に検索用ボットが作成できることが分かりました。LINEを入り口にして少し便利にするようなことにはアイデア次第でいろいろ使えそうな気もしています。

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