#1. はじめに
英語勉強したいというエンジニアにむけて。普段から、英語勉強したらいいのか?や勉強しようと思っている。
という人に良く質問を受けるので、その時に良く回答する内容をまとめて見ました。
留学経験等は無くて、俗に言う純ジャパニーズ向けです。
ペラペラになることが目的では無くて、エンジニアとして、英語と戦うのはどうなんだという記事
本当にやる気がないならやめた方がいい。多分3ヶ月くらいやって投げ出すのが関の山。
他のIT資格などと異なり、形成に長期の時間がかかるためだ。
様々な技術は日本語が出ているし、英語を学ぶ時間があったら、日本語で勉強した方がいい。
また、ネット中心なら右クリックで日本語訳が出てくる(変な日本語だけど)!それ見るだけなら、日本語に訳してもらって勉強した方がいい。
README記載するのだって、適当に書けばなんか伝わります!大切なのはやってみること。
#2. FAQ
英語できると優秀
No
じゃあ海外の人はみんな優秀なのか?ということ。
ただ日本では何故か優秀の指標になっている。
多くの文献に当たれるので、知識は多くなるからというのはあるのかも。
TOEIC 英検 とれば最強
No
取得後に「あーこんなものか」となるはず。
勉強した今でも、読めないもののあるし、聞けないものもある、書けないものもある、しゃべれない部分もある。
英語で調べたほうがいい
Yes and No.
日本語でもよい記事はあるし、悪い記事もある。反対もしかり。
ただ、最新情報や深い情報はやはり英語である可能性は高い。
日本語も簡単に翻訳してくれるんでしょ?
No
翻訳家って仕事があるくらいですから。でもプロ並みでなければできます。
英語の4大技能
- Reading(O'Reillyを読む、ログを読む)
- Writing(READMEを記載する、質問する)
- Listening(webinarで情報収集する、カンファレンスで「翻訳機いりませんとドヤ顔できる」)
- Speaking (chat, expressing)
英語資格
TOEIC L&R:ご存知。ランクはA、B、C、Dと分かれていて、Aが860以上、Bが720以上。ライティングとすピーキングはない
英検 :ご存知。1級から5級まで。こちらは4技能全部ある。
他にもあるよ。
英語学習者がよく知っている言葉
SVL:アルクさんが出してくれている語彙のレベル。1〜12まである。それぞれ1000語で構成されていて、12までマスターすると1万2000語になる。
参考までに;
ちゃんと勉強した、中学校の坊や:3000
ちゃんと勉強した、高校生の坊や;6000
ちゃんと勉強した、大学生の坊や:9000(英語の専攻)
くらい
#3. 日本企業に務めるエンジニアに英語が必要なのか?
必要です。といい切れる。
英語が活躍する場所は暗に多い。
- Reading(O'Reillyを読む、ログを読む)
- Writing(READMEを記載する、質問する)
- Listening(webinarで情報収集する、カンファレンスで「翻訳機いりませんとドヤ顔できる」)
- Speaking (chat, expressing)
英単語を知っていると、意味がすんなり入ってくるときが多々ある。
エンジニアとして、英語を学ぶということ
-
技術書や、サイトにて些細なことに辞書をつかったり、翻訳機を使ったりすることがなくなるというところ。また慣れると英語で検索するほうが早く答えが見つかる事が多い。
-
English Speaker にこだわらない。いや、ペラペラになれるもんならそりゃあそれがいいんですが。まずは最低限、4技能ができれば十分合格点だと思う。
※最低限:英語を使って仕事をするビジネスマンのレベルは準1級くらいとのこと。あとは実践ですね。 -
決して、ペラペラになることではない。まずは一人前のエンジニアに。
-
英語で学ぶということは、思っている以上にレベルが高い。
新しいことを勉強する際に日本語で勉強しても理解できないことを英語で勉強する必要がるから。先ずは、基礎を日本語でつけて、その後英語の文献とステップアップしていくといい。
##どの程度必要なのか?
TOEIC900以上とかは要らない。資格より語彙力が必要。
10000(SVL 10lv)くらいあると、おおよそ読める(読めたような気持ちになれる)。もっと低くても読めるけど、6000程度だと心もとない。
語彙強化していると、いつのまにかTOEIC900くらい行くものさ。
10000に達するには、1年〜1年半くらい結構頑張らなきゃいけない。特に普段の業務をこなしながらだとかなりきついはず。
この修行期間を今後の投資ととらえるか、無駄な期間ととらえるかは本人次第。
因みにTOEIC900くらいの語彙力は1万程度。英検1級は1万5000程度。英検準1級は9000程度
多くの英語専攻の人たちが、準1に到達できずdropする。ちょっと前に学校の先生が準1あまり持ってないみたいなニュースがありましたね。
現在の語彙を知りたい人は以下のサイトで確認できます。
http://testyourvocab.com/
自己申告のサイトなのですが、大抵の人が3000くらいに落ち着くはず。結果から1000位引いた数字が真の数字(経験談)。
##達成方法
深堀りはしないですが、
SVLを利用して1万まで上げるのが一番手っ取り早い。
並行して、技術書やjapantimesなどの新聞を読めばさらに効果アップ(最低限の文法は必要になってしまうのですが。。)!
##語彙達成後
じゃあ語彙1万を達成したら、4大技能が全部満足できるのか!
といったらそうじゃない。get はわかっても get by ってなんだ?ってなるからだ(ここからは終わりなき道)。
ただ、ガチでない人はここでおしまい。
あとは単語を単純に日本語訳しながら読めば技術書でもなんとか読める。
辞書があまり必要でなくなる。kindleでもなんでも、日本語を出すにはワンクッションが必要。
それがなくなる!というのが「語彙だけ法」の強みだ。
また、いろいろなカタカナで表記された英語の意味がわかるようになっているはず(セミナーでも、ログでもなんでも)。
本当にやる気がある人は、発音から先にやろう。
既に日本式発音がしみついているはず。これを先にやらないと取り返しはつかない。
#4. 終わりに
なんだぁあまり効果無いなぁ と思った人。英語の勉強はやめた方がいい。
これを乗り越えて、ある程度の基準までやりきった人には、次のステップへ!それはまた別の機会に。