はじめに
早いもので、AWS re:Invent 2025まで1週間を切りました!
こんにちは!ポーラ・オルビスホールディングスのITプロダクト開発チームでエンジニアをしている中村です。
本記事では、内製開発エンジニアである私がAWS re:Inventに初めて参加する意気込みについてお話します。
AWS re:Invent とは
AWS re:Invent 2025は、12/1(月)~5(金)にラスベガスで開催される、AWS最大のグローバルイベントです。世界中のクラウド技術者や開発者が集まり、技術セッションやハンズオンワークショップ、実際の顧客事例を学べるケーススタディ、そしてAWS CEOによるキーノート(新サービス発表)などが実施されます。日本では得られないグローバルな視点や、世界中のエンジニアとの直接対話を通じて、最先端のクラウド技術と実践的な知見を吸収できる貴重な場です。
著者について
2024年7月にポーラ・オルビスホールディングスの内製開発エンジニアとして入社しました。現在は顧客向けのWebサービスの開発を担当しています。バックエンドからフロントエンドまでフルスタックで開発に携わっており、インフラ周りはAWSサービスを利用して構築しています。
最近はAmazon Bedrockを使った社内RAGシステムの構築にも取り組んでいます。社内基幹システムの設計書を読み込ませて、システム関係者が素早く情報をキャッチアップできるようにする狙いです。
私のre:Inventへの意気込み
それでは、内製開発エンジニアである私のre:Inventへの意気込みを3つお話させていただきます。
その1:生成AIを使いこなす開発体制を作りたい
現在、開発チームでは GitHub Copilot や Devin などのAIアシスタントを活用して開発を進めていますが、AIをさらに効率的に使い、開発力を高めることはできるのではないかと考えています。特に、AWS 上でサービスを構築している私たちにとって、Amazon Q Developer や Kiro など “AWS ネイティブの AI コーディング支援ツール” は、これから大きく活用の幅が広がる可能性を秘めています。
AIは導入しただけでは成果に直接は繋がらず、「チームとしてどう使うか」「どこまでAIに任せるか」「どこを人間が判断するか」などの開発プロセスを再設計する必要があります。re:Inventでは、実際にAIツールを使いこなして、成果を出している企業の話を直接聞いて、自分たちのチームに合った開発体制を作るヒントを得たいです。
上記を学ぶために私が参加するセッションは以下です
The Kiro coding challenge (DVT317)
KiroというAIアシスタントを使った10段階のコーディングチャレンジに挑戦します。仕様駆動開発やマルチモーダルチャットを活用することで、複雑なワークフローやタスクを効率的に処理する方法を学べます。
AWS GameDay: AI-Assisted Developer Experience ft. New Relic (GHJ306)
スタートアップ企業の新人エンジニアとして、AIコーディングアシスタントを活用しながら実際の開発タスクに取り組むゲーム形式のハンズオンです。プロンプト設計、要件整理、レビュー、コード実装など、AIを活用した開発の一連の流れを体験します。
Rapid prototyping with Amazon Q Developer CLI [REPEAT] (ARC308-R1)
Amazon Q Developer CLIを使って、アイデアを素早く動くプロトタイプに変換する手法を学びます。仕様駆動開発とプロンプトエンジニアリングのテクニックを組み合わせ、AWSサービスと生成AIを活用した高速なプロトタイピングを実践的に習得します。
その2:AIツールを「作った」で終わらせず、本当に価値を生むものにしたい
著者の紹介の章で少し触れましたが、最近はAmazon Bedrock を使って RAG システムを開発しています。しかし正直なところ、今は「形として作った段階」にとどまっていると感じています。本当に大事なのは、「この仕組みが日々の仕事にどれくらい役立っているのか」ということだと思います。
内製開発エンジニアの強みは、ユーザーとの距離感が近く現場感を理解していることにあります。だからこそ、その強みを活かして、RAG をただの技術的な仕掛けで終わらせず、ユーザーにとって価値があり自然と使われていく存在に育てたいと思っています。
re:Invent では、技術的にすごいものを作って終わりではなく、実際に「使われて」「役に立って」「成果につながっている」事例をたくさん聞けるはずです。そうしたリアルな話を吸収して日々の開発に活かしていきたいです。
上記を学ぶために私が参加するセッションは以下です
AWS GameDay: Agentic AI ft. Dynatrace (GHJ305)
Amazon BedrockやAIエージェント、インテリジェント自動化を活用して、実際のワークロードにAI機能を組み込むハンズオンです。ファウンデーションモデルやML駆動の運用など、従来のクラウドアーキテクチャとAIを融合させた実践的なスキルを習得します。
Advanced RAG Architectures: From Basic Retrieval to Agentic RAG [REPEAT] (NTA403-R1)
大規模ドキュメントを扱う高度なRAGアーキテクチャのライブコーディングセッションです。マルチステップRAG、再帰的検索、エージェント駆動アプローチなど、検索精度とコンテキスト保持を向上させる実践的なテクニックを学びます。
Create your own AI sidekick: a hands-on agent building workshop [REPEAT] (DVT403-R1)
Strandsを使って、自分専用のAIエージェントを構築するワークショップです。単なるプロンプト作成を超えて、個性と目的を持ったエージェントを設計・実装する手法を学びます。実際に手を動かしながら、チーム開発に活かせる実践的なエージェント開発スキルを習得します。
その3:内製開発チームの価値をより高めたい
最後に私の想いとして、当然のことではありますが、内製開発チームとしての価値をより高めていきたいと考えています。
実際まだまだ「外部ベンダーのほうが技術力が高いのでは」という見方があることも事実です。
re:Invent には世界中の内製開発エンジニアも参加しており、彼らの成功事例に触れることで、自チームでも活かせるヒントを得られるはずです。そうして私自身も技術力を高め、そういった声を自然と払拭できるようなチームに成長していきたいです。
「内製だからこそできることがある」「内製だからスピード感をもって改善できる」そう感じてもらえるチームを目指して、re:Invent での学びをしっかり持ち帰り、日々の業務に活かしていきます。
参加メンバーの意気込み
今回一緒にre:Inventに参加するメンバーに意気込みをヒアリングしてきましたので紹介します。
@ts_pepeti(CCoE)
エンジニアが本当に価値を出せる人材であり続けたいという思いで参加。
現地では海外のエンジニアと交流し、生の情報や他社事例に触れ、「自分たちがやろうと思えばいろいろ作れる」という意識をチームに広めたい!
@mizuki_jessie(企画担当)
世界のテクノロジー潮流を肌で感じ、AWSを活用したデジタル変革の最新事例を吸収するために参加。
グローバルな最新動向を直接体験して、自社の方針策定に必要な知見/ヒントを持ち帰りたい!
@r_miz(プロジェクトマネージャー)
非エンジニアも開発に関わる時代を見据え、最大限活用できる人材でありたいという思いで参加。
AI を活用したマーケティングやプロモーション手法や、AIアシスタントツールの活用法など、チームに役立つ学びを持ち帰りたい!
@r_matsunaga2023(エンジニア採用担当)
re:Cap での体験を原点に、技術への理解と視野をさらに広げたいと思い参加。
re:Invent から、組織の成長や学習文化づくりにつながるヒントを持ち帰りたい!
@y_yokouchi(クラウドアーキテクト)
システム運用の悪循環を AWS の力で改善したい思いから参加。
最新サービスやノウハウを吸収して、手作業で行っているスケーリング改善など、チームで即戦力として活かせる学びを持ち帰りたい!
さいごに
re:Invent は、単なる技術イベントではなく、世界中の開発者たちが技術をどのように開発現場やビジネスで活かしているのかを直接体感できる貴重な場です。
内製開発エンジニアとして参加する以上、学びを自分だけで抱え込むのではなく、チームや組織に還元して意味のあるものにできればと思います。最新の知識や事例を持ち帰り、チームの開発力をさらに高めていきたいです。
re:invent開催中も参加メンバー含めQiita記事を投稿予定ですので楽しみにしていてください。
それでは、ラスベガスでまた!