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管理者権限がない環境(Windows)でPythonを導入する方法

Last updated at Posted at 2021-11-15

経緯

(2021/11/15時点)
必要最低限の事務PCしかない状況で、pythonで業務の効率化などを進めたいと思い、試したものを以下にまとめる。模索して出来たことを記載していきます。
前提として、使用できるHDD容量が多くあると良い。例えば、事務PC以外にファイルサーバが与えられていること。

目次

  1. WinPythonをインストール
  2. pythonが使えるか確認
  3. pipのアップデート
  4. 例として、openpyxlのインストール

詳細

1.WinPythonをインストール

  1. WinPythonのページにアクセスする。
  2. 今回は3.9.5.0をダウンロードするため、3.9.5.0近くに記載されている以下のSourceForgeをクリックする。
    「WinPython 3.9 Downloads (**) via SourceForge and Github」
  3. 場合に応じて、以下のどちらかをダウンロードする。
    • 「Winpython64-3.9.5.0.exe」:フルパッケージ(PyQt5やSpyder、パッケージなどを含めて)を入れたい場合はこちらをダウンロードする。容量が大きいため、ダウンロードや解凍に時間がかかるため、注意。
    • 「Winpython64-3.9.5.0dot.exe」:最低限(ポータブル版)で入れたい場合はこちらをダウンロードする。容量が小さい。

2.pythonが使えるか確認

Powershellを使用して、以下のコマンドを実行し、Pythonが動くかどうか確認する。

コマンド
.\WPy64-3950\python-3.9.5.amd64\python.exe --version
出力結果
Python 3.9.5

3.pipのアップデート

必要に応じて、コマンドの<プロキシ>をプロキシURLに置き換えてコマンド実行をしてください。
また、タイムアウトになる場合は--default-timeout=1000の時間を増やしてください。
--trusted-hostは参考1を参照してください。

コマンド
.\WPy64-3950\python-3.9.5.amd64\python.exe -m pip install --upgrade pip --default-timeout=1000 --trusted-host pypi.org --trusted-host files.pythonhosted.org --trusted-host pypi.python.org --proxy=<プロキシURL>

4.例として、openpyxlのインストール

今回、例として、openpyxlをインストールしたが、openpyxlを必要なパッケージに変えてインストールする。

コマンド
.\WPy64-3950\python-3.9.5.amd64\python.exe -m pip install openpyxl --default-timeout=1000 --trusted-host pypi.org --trusted-host files.pythonhosted.org --trusted-host pypi.python.org --proxy=<プロキシURL>

あとは、pythonでコードを書いて好きに実行していろいろ試してみましょう。

参考

  1. WindowsでPIP Install するとSSLエラーになるのを解消する。
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