前回は、async / await を使って、データが届くまで待ってから画面へ表示する流れを整理しました。
今回はAxiosを使って、ソードの情報を取りに行きます。成功したときと、失敗したときで何をするかを、.then() と .catch() で分けて書いてみます。
まだ途中段階なので、勘違いなどあれば教えていただけるとうれしいです。
今日やったこと
Axiosでデータを取りに行き、成功と失敗で画面の表示を変えるコードを書いてみました。
Axiosは、ファイルやAPIへ「データをください」と頼むための道具です。Axiosは、返事が届く前にPromiseを返します。 axios-http
今回は、ゲームの世界で鍛冶屋へソードを取りに行く場面に置き換えて考えます。
- 鍛冶屋へソードを取りに行く
- 受け取れたら、ソード名を表示する
- 受け取れなかったら、失敗したことを表示する
![]() |
「鍛冶屋さんに行ったら、ソードを受け取れるときと、まだ受け取れないときがあるんだね」 |
まずは、AxiosをVueプロジェクトへ追加します。
# Axiosをプロジェクトで使えるように追加する
npm install axios
今回も、public フォルダに sword.json を置く想定です。
{
"name": "Iron Sword"
}
このファイルは、/sword.json として読み込みます。
つまずいたところ
ソードを受け取れたときと、受け取れなかったときで、することが違う点を整理しました。
.then() は受け取れた後
.then() の中には、ソードを受け取れた後にすることを書きます。
<script setup>
// Axiosを使えるように読み込む
import axios from 'axios'
// ソード情報を取りに行く
axios.get('/sword.json')
.then((response) => {
// ソードを受け取れた後に、この中が動く
// Axiosで受け取ったデータはresponse.dataに入っている
console.log(response.data.name)
})
</script>
axios.get('/sword.json') は、ソード情報を取りに行く処理です。
ソード情報が届くと、.then() の中が動きます。Axiosでは、受け取ったデータは response.data に入っています。 axios-http
ゲームで考えると、.then() は「完成したソードを受け取れたら、その名前を装備欄に表示する場所」に近そうです。
.catch() は受け取れなかった後
.catch() の中には、ソードを受け取れなかったときにすることを書きます。
<script setup>
import axios from 'axios'
// ソード情報を取りに行く
axios.get('/sword.json')
.then((response) => {
// 受け取れたときにすること
console.log(response.data.name)
})
.catch(() => {
// 受け取れなかったときにすること
console.log('ソード情報を受け取れませんでした')
})
</script>
.catch() は、Promiseが失敗したときに動かす処理を書くために使います。 developer.mozilla
![]() |
「受け取れたら `.then()`、受け取れなかったら `.catch()`。行き先が2つに分かれていると見やすいね」 |
今の自分には、.then() と .catch() は次のように見えています。
-
.then():うまくいった後にすること -
.catch():うまくいかなかった後にすること
今の理解(メモ)
Vue 3の画面では、成功ならソード名、失敗なら失敗した文章を表示する形にしてみました。
<script setup>
// Axiosを使えるように読み込む
import axios from 'axios'
// onMountedは画面が表示された後に処理を始めるために使う
// refは画面に表示する値を覚えておくために使う
import { onMounted, ref } from 'vue'
// 成功したときに、ソード情報を入れる箱
const sword = ref(null)
// 失敗したときに、画面へ出す文章を入れる箱
const errorMessage = ref('')
// ソード情報を取りに行く関数
const loadSword = () => {
// Axiosでsword.jsonを取りに行く
axios.get('/sword.json')
.then((response) => {
// 成功したとき、受け取ったソード情報を箱へ入れる
sword.value = response.data
})
.catch(() => {
// 失敗したとき、画面に出す文章を箱へ入れる
errorMessage.value = 'ソード情報を受け取れませんでした'
})
}
// 画面が表示された後に、ソード情報を取りに行く
onMounted(loadSword)
</script>
<template>
<main>
<!-- ソードを受け取れたときに表示する -->
<section v-if="sword">
<h1>完成したソード</h1>
<p>{{ sword.name }}</p>
</section>
<!-- 受け取れなかったときに表示する -->
<p v-else-if="errorMessage">{{ errorMessage }}</p>
<!-- まだ結果が分からない間に表示する -->
<p v-else>ソードを探しています...</p>
</main>
</template>
画面は、次の3つの状態に分かれます。
| 状態 | 画面に出るもの |
|---|---|
| まだ返事を待っている | ソードを探しています... |
| ソードを受け取れた |
完成したソード と Iron Sword
|
| 受け取れなかった | ソード情報を受け取れませんでした |
ゲームで考えると、装備欄は最初から完成品を出すのではなく、「探し中」「完成品あり」「受け取れなかった」の3つを表示し分けるような形です。
ref に入れた値が変わると、Vueが画面表示も更新します。Vue.js公式ドキュメント また、onMounted() は画面が表示された後に処理を始めるために使えます。 ja.vuejs
async / await でも書ける
Axiosを使うと、async / await が使えなくなるわけではありません。
前回と同じように、async / await と try / catch で書くこともできます。
<script setup>
import axios from 'axios'
import { ref } from 'vue'
// 成功したときに、ソード情報を入れる箱
const sword = ref(null)
// 失敗したときに、画面へ出す文章を入れる箱
const errorMessage = ref('')
// asyncを付けると、この関数の中でawaitを使える
const loadSword = async () => {
try {
// ソード情報が届くまで待つ
const response = await axios.get('/sword.json')
// 受け取ったソード情報を画面用の箱へ入れる
sword.value = response.data
} catch {
// 失敗したとき、画面に出す文章を箱へ入れる
errorMessage.value = 'ソード情報を受け取れませんでした'
}
}
</script>
2つの書き方は、どちらも「成功」と「失敗」を扱えます。
| 書き方 | 成功したとき | 失敗したとき |
|---|---|---|
.then() / .catch()
|
.then() の中 |
.catch() の中 |
async / await
|
await の次の行 |
catch の中 |
今の自分には、最初のAxios記事では .then() / .catch() のほうが分かりやすそうです。
成功した後と失敗した後の場所が、最初からはっきり分かれているからです。
![]() |
「今は `.then()` と `.catch()` で、成功と失敗の道を分けて見るほうが分かりやすそう。前回の書き方でも同じことはできるんだね」 |
次にやりたいこと
Axiosで受け取ったデータを使って、画面を少しずつ増やしたいです。
- ソードを複数用意し、
v-forで一覧表示する
持ち物一覧のように、データ数に合わせてカードを並べてみたいです - ソードの画像もJSONへ追加する
名前だけではなく、アイテムカードらしい画面にしてみたいです - わざとファイル名を変え、
.catch()が動く場面を確認する
失敗したときに、想定通り画面の文章が変わるか見てみたいです - ボタンを押したときにデータを読み込み直す
利用者の操作で、画面の内容が変わる流れを試したいです - 前回の
async/awaitの書き方と見比べる
処理が増えたときに、どちらが自分には読みやすいか確認したいです
今日の整理
Axiosを使うときは、まずこの形を覚えておけばよさそうです。
<script setup>
import axios from 'axios'
// データを取りに行く
axios.get('/読み込みたいファイルやURL')
.then((response) => {
// 成功したときにすること
console.log(response.data)
})
.catch(() => {
// 失敗したときにすること
console.log('データを受け取れませんでした')
})
</script>
| 書き方 | 今の理解 |
|---|---|
npm install axios |
Axiosをプロジェクトへ追加する |
import axios from 'axios' |
AxiosをVueファイルで使えるようにする |
axios.get(...) |
データを取りに行く |
.then(...) |
成功した後にすることを書く |
response.data |
受け取ったデータを取り出す |
.catch(...) |
失敗した後にすることを書く |
おわりに
Axiosを使うと、ソード情報を取りに行った後の成功と失敗を、.then() と .catch() で分けて書けることが分かりました。
前回の async / await と同じように、データが届くまで待つ必要はあります。ただ、今回は「成功したらソードを表示する」「失敗したら文章を表示する」と分かれて見えるので、自分には流れを追いやすく感じました。
次は、複数の画像解析結果や写真の情報を受け取って、カード一覧として表示する画面も試してみたいです。
学習中の内容なので、勘違いや理解不足もあると思います。もし気になる点があれば教えてもらえるとうれしいです。
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