はじめに
2024年 SPRESENSE™ 活用コンテストの作品作りに向けて、まずは動作検証と環境構築も踏まえてSpresenseでLチカができるか試したいと思います。
Sony Spresenseの概要
Sony Spresenseとは、低消費電力ながらマルチコアプロセッサ処理を可能とするIoT向けのマイコンです。最近では人工衛星の制御メインボードとして使われた実績もあります。それ以外にも、Sonyの強みである "音"を生かしてハイレゾオーディオ機能も搭載しています。(筆者は今のところ使う予定なし)
目次
必要な準備
- ハードウェア
- Sony Spresenseメインボード
https://www.sony-semicon.com/ja/products/spresense/index.html - USBケーブル
- Sony Spresenseメインボード
- ソフトウェア
- Arduino IDE
環境構築
Arduino IDEで使用するために公式サイトの手順に従って、環境構築を行います。
1. メニューバーの「ファイル」から「基本設定」を開きます。
2. 「基本設定」にある「追加のボードマネージャのURL」の記入欄に下記URLを入力し OK をクリックします。
3. メニューバーの「ツール」からボードを開き、横にあるボードマネージャーをクリックします。
4. ボードマネージャーの検索欄に[spresense」と入力して、検索結果のパッケージをインストールします。
5. メニューバーの「ツール」→「ボード」→「Spresense Reference Board」→「Spresense」の順に選択します。
6. SpresenseメインボードにUSBケーブルを接続します。そして、メニューバーの「ツール」からSpresense ボードが接続されている COMポートを選択します
7. ツール → 書き込み装置 で Spresense Firmware Updater を選択します。
7. 「ツール」から「ブートローダを書き込む」を選択します。
ブートローダの書き込みは、マイコンが動作するための初期設定やプログラム受け取り機能をインストールする作業です。プログラムをマイコンに書き込む前にこれを実行します。
参考サイト
https://developer.sony.com/spresense/development-guides/arduino_set_up_ja.html
Lチカのコード
void setup() {
pinMode(LED0, OUTPUT);
pinMode(LED1, OUTPUT);
pinMode(LED2, OUTPUT);
pinMode(LED3, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LED0, HIGH);
delay(100);
digitalWrite(LED1, HIGH);
delay(100);
digitalWrite(LED2, HIGH);
delay(100);
digitalWrite(LED3, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(LED0, LOW);
delay(100);
digitalWrite(LED1, LOW);
delay(100);
digitalWrite(LED2, LOW);
delay(100);
digitalWrite(LED3, LOW);
delay(1000);
}
おわりに
これでArduino IDE上でSpresenseのプログラムを実行することができるようになりました。