この記事は Schoo Advent Calendar 2024 の12日目の記事です!
はじめに
こんにちは!最近だいこん料理にハマっている新卒2年目のエンジニア、こうざい(@yukhy_BE)です。普段はSchooでインフラエンジニアとして働いています。
インフラエンジニアの仕事については、同じチームの櫻沢さんが 7日目の記事 で紹介してくれているので、そちらもぜひご覧ください!
さて、今回のテーマは少し変わった切り口ですが、私がとても敬愛する布袋寅泰さんの曲を通じて、新卒エンジニアとして大切だと感じた心得について語りたいと思います。
布袋さんの音楽を聴きながら奮い立つことも多い私にとって、彼の曲は大きな支えとなっています。
この記事は12/6, 7に日本武道館で開催された、「LIVE IN BUDOKAN ~The HOTEI~ "Super Hits & History"」の参加直後に執筆しています。
以下に記載している曲の解釈等については筆者の私見となります。
1. SURRENDER (1994)
作曲・作詞: 布袋寅泰
曲の紹介とメッセージ
「SURRENDER」は布袋さんの代表作シリーズアルバム「GUITARHYTHM Ⅳ」からの曲で、葛藤や挫折を描いた作品です。
歌詞からも悲しさや孤独がにじみ出ていますが、布袋さんはインタビューでこう語っています:
降伏寸前から這い上がる。そんな不屈の魂を描きたかった。
ライブで磨かれた音楽の力を世界へ 『GUITARHYTHM Ⅳ』後編 | PIAから一部引用
彼の言葉の通り、この曲はただ悲しいだけではなく、困難を素直に受け入れることで立ち上がるという姿を表しているのだと思います。
春に目覚めた花も 優しく戦ぐ風も 空に歌う小鳥も 煌めく月明かりも
この胸に吹き荒れる 孤独という嵐も かき消せはしないだろう
SURRENDERの歌詞から一部引用
教訓 「できなかったことを素直に、深く振り返る」
日々の業務ではうまくいかないことや挫折もありますが、それを正直に受け止め、次に活かすことが重要であるということです。
そのためには振り返りの習慣を持つことが大切だと思います。
また、ただ振り返れば良いというわけではなく、素直にできなかったことはできなかったと反省し、どうしたらそれができるようになるのかを深く考えることが大事だと考えています。
私自身、以前は振り返りを軽視していた時期もありましたが、できていないことが曖昧で成長実感を得られないことがありました。
今では以下のルールで業務終わりの際に振り返りを行なっています。
- Good/Moreで1日の行動を確認する
- Moreの部分については原因を階層的に深めて分析する
- Good/Moreを踏まえて、明日の計画と意識することを決める
また、失敗を共有することも時として有効な場合があると思います。
以前私が業務中に操作ミスをし、他チームに迷惑をかけてしまったことがありました。その際には、ミスが発生したシチュエーションをまとめ、チーム内に共有しました。
チームの先輩から、自分で分析するだけでは気付けない防止策を提示してもらうことができました。
失敗や挫折を流すのではなく、力に変えるための第一歩として向き合うという勇気が重要だと感じます。
2. RUSSIAN ROULETTE (2002)
作詞・作曲: 布袋寅泰
曲の紹介とメッセージ
「SCORPIO RISING」というアルバムに収録されたこの曲は、スピード感あふれるリズムが特徴で、「勝負」をテーマにした力強い楽曲です。
一か八かの勝負さ運命をかけてみろ
(中略)
自分貫いて倒れるなら本望さ
RUSSIAN ROULETTEの歌詞より一部引用
のちに布袋さんも以下の様に語っています:
僕の中には「夢を追いかける」というキーワードと「自分に賭ける」というキーワードがあって、どうせダメかも知れないんだったら、ダメもとでいいから自分に賭けてみろ。常にそんな思いがある。
51 Emotions -the best for the future- ライナーノーツより一部引用
教訓「失敗を恐れて挑戦しないより、挑戦して失敗した方が良い」
挑戦しないことよりも、挑戦して失敗することから得るものは大きい。
自分を信じて挑戦してみることが大事であるということです。
以前、あるOSSのツールの移行作業を任されたことがありました。
移行には技術的な課題が多く、インターネット上の情報も乏しく、最初は途方に暮れて諦めかけていました。
しかし、これによって移行計画を止めるわけにもいかず、最終的にはソースコードやDBスキーマを徹底的に調べ、オリジナルの移行手段を模索しました。
約2ヶ月のフルコミットの末、無事に移行を完了させたときの達成感は今でも忘れられません。
それ以上に、移行方法を模索している間に得られた技術的な成長が自分にとって大きな財産となりました。
もし途方に暮れていた時に諦めていたら、この成長がなかっただろうと感じます。
3. GUITARHYTHM (1988)
作詞: ハービー山口・Lenny Zakatek、作曲: 布袋寅泰
曲の紹介とメッセージ
「GUITARHYTHM」は布袋さんのソロ活動初期を代表する楽曲で、ギターとコンピュータサウンドを融合した挑戦的な作品です。
GUITARHYTHMは「GUITAR」と「RHYTHM」を組み合わせた、布袋さんによる造語です。
今までの布袋さんが作る楽曲とは異なるサウンドからは、BOØWYの解散した後、ソロとして、自分自身のアイデンティティを模索していくという彼の強い意思を感じます。
GUITARHYTHM never gonna stop!
GUITARHYTHMの歌詞より一部引用
GUITARYTHMの歌詞にあるように、布袋さんのGUITARRYTHMシリーズは1作目で終わることなく、進化を続け、2024年現在に至るまで7つのシリーズアルバムがリリースされています。
アルバムが変わるごとにテーマや曲調が大きく変化しています。
教訓「技術力だけでなく、自分の役割や価値を見つける」「環境や課題の変化に応じて適応する」
入社直後は、技術的にすぐ貢献できるスキルがなく、どのようにチームや組織に貢献したら良いのか悩む日々でした。
そんな中でまず心がけたのは、自分だからできることを探して実践することでした。
たとえば、ミーティング中にアイスブレイクをしたり、ボケを試みたりしました(ほとんど滑りましたが…💦)。
その甲斐あってかメンバーに名前と顔をスムーズに覚えてもらい、少しずつチームの中での存在感を作ることができました。
周りからの技術的なサポートもスムーズに受けることができ、学びの機会も増えたと感じています。
最近では、後輩ができてきたこともあり、役割や立場も少しずつ変わってきているため、自分自身がすべきことは常日頃から自分自身に問うています。
まだまだできていないことばかりですが、「インフラエンジニア」だから依頼をするのではなく、こうざいだから頼みたいと思ってもらえるにはどうすれば良いのかということを常に考えてながら仕事をするように心がけています。
まとめ
- 挫折に向き合う勇気 - 現実を素直に受け入れ、改善を重ねる
- 挑戦する精神 - 自分を信じて新しいことに挑戦する
- 進化し続ける姿勢 - 自分のスキルとアイデンティティを磨き続ける
言葉にすると当たり前かもしれませんが、仕事だけでなく、人生においても重要な心構えであり、これらを実行していくことは簡単なことではないと思います。
布袋さんのように、日々の中で直面する困難や挑戦を、成長へのステップとして捉えて前向きに進んでいきたいです。
みなさんにとっても、心を奮い立たせる音楽や言葉があるかもしれません。それらを支えにしながら、自分自身を磨いていくきっかけにしてほしいです。
一緒に挑戦を楽しみながら、成長し続けていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考
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