だいたい公式ドキュメントに書いてあるが注意点まとめ。
CDFとは
Mathematicaをすべての端末に入れられれば必要無いが、大学の契約によっては学外持ち出し可能なノートPCなどにはインストールできなかったりする。
出先でちょっとしたデモンストレーション(パラメタを変えてグラフの形をリアルタイムに変えるなど)を行いたい場合に使うのがCDF形式のドキュメントとCDFプレイヤーである1。
CDFプレイヤーは無料で入手できる。
https://www.wolfram.com/cdf-player/
CDFファイルの作成方法
.nbファイルから名前を変更して保存の画面で.cdfを作成できる。また、Web用及びスタンドアロンのCDFドキュメントをエクスポートすることもできる。
但しCDFプレイヤーでは評価の実行が出来ないため、全ての計算式はManipulate[]
の中になくてはならない。
(一部その前に記述することもできるらしい。)
Manipulate[]
自体はドキュメント中に幾つあってもかまわない。
一つのManipulate[]
に一つのインタラクティブな描画しかできないが、Plot[]
やGraphics[]
の類を変数に代入しておき、Show[]
を使えば通常通り重ね合わせることができる。
代入もManipulate[]
中で行うが、先のManipulate[]
で定義した関数はそれより下の別のManipulate[]
でも利用できる。
CDFファイルの配布について
ドキュメントがわかりづらいので間違いがあったら教えてください。
利用規約にあるように、作成したCDFドキュメントにはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC BY-SA)が適用される。
このライセンスに従う限り自由に配布できる。
CCライセンスにされるのは困る場合はCDFを用いたデモンストレーションは行わないこと。
なお上位版のCDFプレイヤーを契約した場合はこの限りではない。
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但し計算や編集はMathematicaでしか行えない。 ↩