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オーディオ出力からマイク入力のループバック回路

Last updated at Posted at 2015-09-05

謎に満ちたオーディオのレイテンシ

に注目してみます。アプリケーション出力のオーディオって、どこでバッファリングされて遅延が起きているのか、さっぱりわかりませんよね。
とりあえずレイテンシを計測してみよう、という戦いです。前編。

ループバック回路

計測方法はいろいろあると思いますが、ループバックドングルというのが提案されていました。これをこのまま作ってみましょう。
Audio Loopback Dongle

マイク入力付きのプラグから回路をつくます。(ステレオ出力のうち、Lは使わないことにしました)

Ohm's law (1).png

オーディオ出力をマイクに入力してしまえ、という考え方です。この往復時間を測れば、出力+入力の時間はわかります。コンデンサは信号の安定のためでしょうね。

問題はマイク入力のレイテンシですが。本気で意味を求めるなら避けて通れませんが、とりあえずそこも含めて計測することにしましょう。

作成

この程度の回路なら空中配線で良いでしょう。こうなります。
IMG_1429.png

4端子のオーディオプラグからリード線を伸ばします。今回はかなり細い線を使ってます。電流少なそうなので。
IMG_1432.png

ケースを作ります。もう3Dプリンタがないと生きていけません。
IMG_1431.png
ひっくり返したところ。プラグが出るところはこう。
IMG_1430.png

このケースに線を通してから、回路とハンダづけします。
IMG_1436.png

押し込みます。
IMG_1438.png

フタをプリントアウトして
IMG_1439.png

完成

IMG_1440.png

計測

この手触り、いいなあ・・と、ここで満足しててはいけませんな。
次は、スピーカから音を出して、マイク入力を拾うアプリを作ります。その間の時間を計測するのです。
つづく。


追記:書きました。 オーディオのレイテンシを計測してみる

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