0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ベンチャー企業のCTOになって3年目に感じたこと

Posted at

初めまして、株式会社LEAN BODYでCTOとして仕事しております、garuと申します😈

さすがに3年もCTOやってると色々と慣れてきました。毎年毎年とびっきり成長する機会があって、びっくりするぐらい新しいことを吸収できていて逆にそういう人生なんだって思うようになりました。
成長することは当たり前で、何を成し遂げるのか、どこに向かってるのかを意識していこうかなと思いました。冗談です。

良ければ昨年もどうぞ。

2025年はどんな年だったのか

三行サマリ

  • AIを社内で普及させる
  • 経営を面で捉えるための学び
  • CTOとVPoEとEMの境目

AI(LLM)を社内で普及させる

今年はとにかくAIを社内で普及させることに力を入れました
僕の感覚だと

  • 2024年 : エコシステムが整備。知見が共有されて広がる
  • 2025年 : エコシステムが洗礼。知見を簡単に取得できてスムーズに高パフォーマンスを出すことができる

という印象で、2025年は本当に仕掛けるタイミングとして最適だと感じました。どこと比べているわけではありませんが、本当に使いこなせている企業に成長できたと感じます。

AIを普及させた結果

  • Codexをエンジニアチームに導入、新規のPRの80%以上はCodexが書いたソースコード
  • Geminiの社内普及率100%
  • OpenAIを用いてレッスン情報のRAGを構成、パーソナライズレコメンドシステムを構築

ここで意識したことはとにかくリーダー陣がどのようにLLMを使っているのか社内で共有し、現場の人にもLLMを使うタイミングがありそうな時には積極的にLLMの利用を促すということを徹底して行いました。

これに関しては本当にラッキーでした、CxOクラスが全員LLMを使いこなせているため現場の人に押し付けるような導入とならずにスムーズに全員が使えるようになりました。
色々な会社の知見を見ているとやはりトップが率先してAIを使っている企業がAIの普及率が高いという印象があります。

更にラッキーだったことにCTOである私が大学院でAIの研究を行っていたことです。
(当時はCNN、RNN、GANあたりが流行ってましたね...😇全部の論文読んでましたよ。もちろんAttentionのやつもね)

そこで社内でのLLM普及に向けてLLMの構造を共有する勉強会を開催しました。

地道なロビー活動もあって本当に社内でAIを普及させることができました。
よかったです😋

経営を面で捉えるための学び

CTOとして経営に関わるポジションにいると見えてくる景色が全然違うことに気づいてきます。
それは、色々なチームKPI(面)があって一つの会社ができているということです。

僕はプロダクト出身なのでプロダクトチーム周辺のことしかわかりません。しかし経営に関わるということは全社のKPIと各チームのKPIを理解する必要があります
なんとなくマーケティングチームが行っていることも、Bizチームが行っていることも知っていましたがもっと解像度を上げる必要がありました。

そうなってくると自然と 事業計画表が何の為に使われているのか? ロードマップがなぜ必要なのか? という、より経営視点での現状を分解できるようになってきます。

  • マーケティングKPI : 更新率/獲得数/CPA/ROAS/コスト
  • プロダクトKPI : チャーンレート/リテンションレート/DAU・WAU・MAU
  • 財務KPI : 有料会員数/現金売上/売上成長率
  • 全社KPI : (これは企業による)

もちろんKPIは会社によってもっと多いですし、LEAN BODYは動画サービスなので動画に関するKPIもありそうですよね。

さて、CTO3年目の皆さまは余裕でこれらのKPIがどういう意味で全社の目標とどう紐づいているか説明できますよね?
まさか、それぞれの言葉を都度ググらないと把握できていないなんて...(僕もそんな3年目でしたよ😈)

そして全チームのKPIを理解し、自分の言葉で語れるようになると大きな面として事業計画表という存在が出てきます。

事業計画表が出てくると一緒にロードマップがセットであるはずです。通期の目標を達成するためのロードマップがあって会社は1年をスタートするということを理解できました。
この視点は僕がメンバーだった頃にはありませんでした。昔働いていた会社でも1年の計画をもっと知っておくべきだったな〜と感じました。
会社を船に例える人がいますが、ここで初めて腑に落ちました。会社経営はコンパス(ロードマップ)を使って目的地(全社KPI)に向かう旅(道中で色々な事が起きて修正がある) なんだなと感じました。
あ、でも現代はコンパスで船旅してるわけないし昔の人もコンパスよりもっと精度の良いもの使ってそうww😂良い例えがないな

この視点があるとCTOとして全社のKPIにインパクトのある仕事ってなんだろう?

  • 採用強化?
  • コストカット?
  • 技術顧問?

など視点が広がって面白くなりそうですが、ここからは2026年に任せます。

CTOとVPoEとEMの境目

2025年は経営視点で物事を考えていく機会が多くて、そうなってくるとCTOとEMの違いって何だろう? ということが気になってきます。

私たちの会社のエンジニアチームは10人未満なので現状私がCTO兼EMというポジションを取っています
本来、CTOとして行うべき動きはEMを採用してEM業務を引き継いでCTO業務に集中するということが理想。ですが現実はEM業務が多くなっています。これはCTOとして発揮できるバリューに自信がないことを裏返しているなとも感じますし、成長したい点でもあります。

まずはCTOとEMを分解できるように何となく行っている全ての業務を分解して調べていると、どうもVPoEというポジションが世の中にはあるということがわかります。

GPTに作ってもらいました

役割 役割の目的 主戦場 技術の責務 人・組織の責務
CTO 技術で事業を勝たせる 経営 × 技術 技術戦略・投資判断 採用方針・文化・組織設計
VPoE 組織をスケールさせる 組織 × 技術 技術標準化・負債管理 評価制度・育成・チーム分割
EM チーム成果最大化 人 × 実行 技術判断プロセス運用 1on1・評価・チーム運営

なるほど!僕がCTO業務だと思ってた業務でVPoE業務があるということがわかりました。
EMの先のキャリアとしてVPoEを目指したい人は世の中にいっぱいそうだなって思いました。
一方でCTOはVPoEの先にないように感じます。組織に興味があるか、経営に興味があるかは別になった方が良いなと思いますし、そもそもCTOを目指すためのキャリア設計に関してエンジニア業界はもっと見直してほしいですね...👀
とはいえVPoEを置いている企業こそ珍しいので、CTOはVPoEの業務をできる必要があるっぽそうです。
大変ですね...🥲応援してます

2026年チャレンジしたいこと

AIの活用をもっと増やしたい

Codexの体験がすごい良かったのでもっと使い道を増やしたいです!

  • CodexのFigma版が出てほしい
    • Figma makeがあるけどもっと精度上げられると感じます
  • Codexでレビュー周りのフローで生産性を上げたい
    • 例えば①)作成したPRで各ファイルの差分の説明を書いてもらう
    • 例えば②)E2Eのテストをプロンプトだけで実施したい
    • 例えば③)PRの概要を全部書いてもらう
    • コードを書く以外にもAIエージェントとしてのタスクを作れそうな印象があります
  • 簡易的な変更はデザイナーからPRを出せるようにしたい

少し考えただけでも色々思いつけそうですし、かなり色々なことができそうという印象が強くあります。
本当に革命ですよ🔥

採用イベントをやりたい

採用での課題として候補者との接点が少ない発信が少なすぎて応募しにくいということがあるとは思っています。

自社でも外部であってもどこかで発信している場を作って応募のハードルを下げたいとは思っています。
一方で、もし採用イベントを開催して人が集まるのか全く見通しがつかない。各社がどのような位置付けで何のためにLT会(採用イベント)を行っているのか不明すぎる。

発信を増やすことと同時に接点を増やすことが採用の加速として必要だと感じているので力を入れていきたいです。

総括

こうやって書くと2025年は本当に良質な成長ができていて最高でした。来年は書くことがなさそうで不安です。飽きるまでやります。

あとアドベントカレンダーでの炎上とかあって誰でも炎上する時代だな〜と感じます。
本当はもっと意地悪なことを書きたいし、これって炎上しないよな...?と思いながら文章を書いているとストレスがあると感じました👿

LLMに全部書かせても良いんですが、この発信の意味とか意義がなくなる可能性があって一旦自分で書きました。

ということで今年もエンジニア採用の宣伝です!

ためらうな、押せ!!!!
ためらうな押せ.jpeg

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?