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チーム内勉強会はじめました (WCAN 2017 Summer LT)

Last updated at Posted at 2017-07-20
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自己紹介

  • 中小SIerに所属
  • 客先常駐で、社内Webシステムを開発しているプログラマ
  • 使用言語はHML, CSS, JavaScript, Java, SQLなど
  • 2017年3月から、毎週チーム内勉強会を開催している

伝えたいこと

  • 勉強会をはじめた経緯、勉強会の運営
  • 勉強会を簡単に始めることができた

「勉強会をはじめてみたいんだけど…」と思っている方の参考になれば、嬉しいです。


勉強会をはじめる前の話


勉強会をはじめたきっかけ

  • コードレビュで、いつも同じような指摘をしている
    (メンバ2~3人をレビュ)

    • HTML:IDが重複している
    • Java:ArrayListで宣言している
  • 既存コードの品質が悪く、コードから学ぶのは適切でない

⇒ 勉強会を開催して、メンバー全員に教えよう!!


勉強会の開催を上司に相談

  • 自分:「毎週30~60分、業務内で勉強会をやらせてもらえませんか?スライドは家で作るんで。」
  • 上司:「OK!やって!」
  • 自分(心):「簡単にOKもらえた。スライド作成は業務時間に含めていないから?」
  • 上司:「ただし業務でやるんだから、勉強会の効果を定量的に評価できるようにしておいて!」
  • 自分(心):「定量的な評価は難しいなあ。とりあえずレビュ指摘件数を評価対象にしよう。」
  • 自分:「わかりました。」

⇒ 翌週から勉強会を開催


勉強会の目的

メンバーの技術力の向上!!

私が考える技術力とは?

  • 品質:保守性が高くて、読みやすいコードが書けるか
    ⇒ レビュ指摘件数の少なさ

  • 生産性:コーディングや影響範囲調査などが速いか

  • 問題解決能力:技術的な問題を解決できるか


勉強会をはじめた後の話


勉強会で話した内容

  • 品質の向上

    • 良いコードの書き方
    • アンチパターン
  • 生産性の向上

    • 正規表現の検索/置換
    • Eclipseのよく使う機能/ショートカット
    • Unixコマンド(grepコマンドなど)
  • 問題解決能力の向上

    • 各言語の基礎
    • フレームワークの中身の処理
    • Tomcat, Apacheの基礎
    • 文字コード

勉強会の運営

  • 毎週1回開催、時間は30~60分。
  • 場所は打合せ席

    • 22インチモニタありの8人がけ机
    • 会議室より途中参加/退場しやすい
  • 参加者は2~4人

  • 発表者は自分のみ

    • できれば他の人にも発表してもらいたい…

勉強会用のスライド

  • 自分がプライベート時間に作成
  • Qiitaスライドモードで作成
    • MarkDownで簡単に作成できる
    • 見た目にこだわらず「内容」に集中できる
      (フォントサイズや画像サイズ/位置の調整ができない)

勉強会の効果

まだ目に見える形では効果は出ていない。

参加者の感想

  • Google検索するときの幅が広がった(検索ワードが増えた )
  • 変数名やメソッド名を意識するようになった

発表者(自分)の感想

  • 成長していると感じた
    • 曖昧だった知識が整理された。
    • 自分の理解している範囲が明確になった
    • LT駆動開発?
  • 「次回は何を教えようか」と考えるのが楽しくなった
  • 毎週スライドを作成するのは結構大変

レビュ指摘件数の評価

レビュ指摘件数に有意差はなかった

項目 Before After
プロジェクト A B
期間 1~3月 4~6月
ステップ数 4000 4000
技術力不足による指摘件数 14 14

※レビュイーとレビュアーは、BeforeとAfterで同じ人

レビュ指摘件数で評価するのは難しい!!
技術力以外の部分で指摘件数が変わる。

  • メンバーが他のチームに移る
  • プロジェクトが変わる(同じWebシステムだけど異なるシステム)

まとめ

  • 勉強会の開催は、上司から簡単にOKをもらえた
  • 「メンバの技術力向上」を目的として、毎週勉強会を開催している
  • 勉強会の効果は、目に見える形ではまだ出ていない
  • レビュ指摘件数の評価は難しい

ご清聴ありがとうございました


補足


気になった記事の紹介

通常の講義が終わった後、「気になった記事」を5分程度で紹介。
箸休め的な内容。

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