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【初投稿】Dell Optimizer「バッテリー状態は良好です」←嘘つけ!情報工学の学生が3年酷使したノートPCの末路をコマンドで検証してみた

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【初投稿】Dell Optimizer「バッテリー良好」←嘘つけ!情報工学大生が3年酷使したPCの末路をコマンドで検証してみた

はじめに

初めまして。情報工学科で学部3年をやっています。今回がQiita初投稿になります!

大学に入学してから3年間、文字通り「激務」を共にこなしてきた私のノートPC(Dell XPS 13 Plus)。
最近ついにバッテリー残量が設計時の50%を切り、電源を抜くと1時間も持たなくなってしまいました。

しかし、Dellの公式診断ツールである「Dell Optimizer」で確認してみると、なぜかバッテリー状態は 「良い(Good)」 という表示が。

「いや、そんなわけないやろ」

と思わずツッコミを入れたくなったので、この3年間でPCにどのような負荷をかけてきたのか、そして実際にどれくらい劣化し、どれだけの時間稼働してきたのかを、Windowsの標準コマンドとツールを使って客観的な数値で確認してみました。

なぜここまで劣化したのか?(情報工学生のヘビーな用途)

ただ普通に使っていたわけではなく、このPCには以下のような多種多様な負荷をかけ続けてきました。

  • 日常的なタスク: 大学の授業レポート作成、オンライン授業の受講、日々のプログラミング学習
  • 研究・開発タスク: ローカル環境での機械学習の実行、Blenderを用いた3Dモデリングとレンダリング。さらにNext.jsやFlutterを用いたアプリ開発、Node-RED等を用いた自宅IoT基盤の開発と稼働など
  • 課外活動: 大学祭実行委員会として、3年間にわたり大量の資料作成やシフト管理ツールの運用

そして、バッテリー劣化の決定打になったと思われるのが 「65Wの急速充電器で充電しながらの連続使用」 です。重いコンパイル処理やレンダリングでCPU/GPUが熱を持っている状態に、急速充電による発熱が加わり、バッテリーの劣化を急激に早めたのだと推測しています。

発生したハードウェア不具合の歴史

バッテリーの劣化だけでなく、年を追うごとに様々な箇所に不具合が発生していきました。

  1. 1年目:ストレージの認識不良
    購入から1年が経過した頃、突然ハードドライブが読み込まれなくなり、頻繁にBSoD(Blue Screen of Death)が発生。しばらく様子を見ていたら、なぜか自然に収まりました(謎です)。
  2. 2年目:IRセンサーと内蔵カメラの沈黙
    2年目にはIRセンサーと内蔵カメラが完全に故障。顔認証はもちろん、オンライン会議でカメラをオンにすることすら不可能な状態になりました。
  3. 3年目:サービスタグの認識不可(現在)
    そして現在、サービスタグが読み込まれなくなった影響で、起動するたびに必ず「Manufacturing Mode(工場出荷時や修理時に使われるモード)」が立ち上がるという致命的な不具合を抱えています。

コマンドとツールで「真の劣化具合」を暴く

公式ツールの「良い」という表示が本当なのか、実際の数値を調べてみました。

1. powercfg でバッテリーの劣化具合を確認する

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

powercfg /batteryreport

生成された battery-report.html を開いた結果がこちらです。

スクリーンショット 2026-04-10 020135.png

  • DESIGN CAPACITY(設計上の最大容量): 54,135 mWh
  • FULL CHARGE CAPACITY(現在の最大充電容量): 27,397 mWh

計算すると、現在のフル充電容量は購入時の 約50.6%
見事に容量が半分に低下していることが数値として証明されました。「1時間も持たない」という体感とも完全に一致します。システム上は「セル自体に物理的なショートなどのエラーが出ていない」ため「良好」と判定されているようですが、経年劣化による容量低下は隠せません。

2. CrystalDiskInfoで実際の稼働時間を確認する

PCが実際にどれだけの時間動いていたのかを知るため、「CrystalDiskInfo」でストレージのS.M.A.R.T.情報を確認しました。(※シリアルナンバーはマスキングしています)

スクリーンショット 2026-04-10 020036.png

  • 使用時間: 20,139 時間

3年間(約1,095日)で割ると、なんと 1日平均 約18.4時間 も通電していた計算になります。
Windowsのモダンスタンバイの影響も大きいとは思いますが、サーバーライクなIoT基盤の稼働や、夜通しのレンダリングによる激務の痕跡がこの異常な数値に表れています。

一方で興味深いのが、これだけ酷使し、総書込量が約44.8TBに達しているにもかかわらず、SSDの健康状態は「正常 (94%)」 を保っていることです(SK hynix製、恐るべし)。他のパーツが次々と故障していく中、SSDだけはしっかりと耐え抜いてくれています。

おわりに

この不具合だらけの状態で、大学院までの残り3年間を耐え抜くのはさすがに厳しいと判断しました。研究室ではMacを使用する機会もあるため、思い切ってこれを機に新しく「M5 MacBook」を購入することにしました。

バッテリーは半減し、カメラは映らず、毎回Manufacturing Modeで起動する状態になってしまいましたが、間違いなく私の情報工学の基礎を作ってくれた相棒でした。

皆さんも、重い処理を実行しながらの急速充電には十分お気をつけください。
初投稿で少し長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
「自分のPCもバッテリーこんな感じになってるよ」といったエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてください。LGTMもいただけると励みになります!

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