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BI には実行者が必要だ ~ ダイエットを例に考えてみる

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ここ数か月で健康的に体重を落とす方法を見つけて、現在進行形で実践中だ。やり始めたきっかけは、昨年の健康診断で初めてひとつの項目で B が付いたからだ。それまではオール A だったので、「ふざけんな!絶対に改善してやる」となったのだ。

この経験を基に、ふと思った。ダイエットを実行するのは、BI と同じで、BI によって説明可能ではないか、と。この記事では、それを記しておこうと思う。

あなたがダイエットで失敗する理由

これまでにダイエットに失敗したことがある人は多いでしょう。ここでは ダイエット=体重を落とすこと または 体重をコントロールすること と定義しておく。私の周りでも、

  • 「痩せたいんだけどね」
  • 「体重を落とせと医者から言われた」
  • 「おなか周りが...」

という人は多い。そう思って、いざ取り組もうとすると、何をするか?運動?ジムに通う?脂質を抑える?たんぱく質を増やす?巷で様々なことが言われている。中には「これさえ食べればやせる」とか「これさえやればOK」など、科学的にとても怪しいものが SNS に流れてくることもある。

だが、ちょっと待って欲しい。これらは手段だ。一般的に手段を考える前に、何らか課題があって、その課題には原因がある。その原因を解決するのが手段である。そして、課題を明らかにするには、ありのままの現状をまず知らなければならない。あなたは自分の身体における現状を把握しているのか?

そう、もしあなたがこれまでにダイエットに失敗したことあるのであれば、その理由はこれだ。アプローチが間違っていたのだ。まずは現状を知ることから始めなければ、有効な手段は決められない。

現状を知ることにはもうひとつ大きな意味がある。それは冒頭にも書いた通り、健康的に体重を落とすということだ。健康を気にしなければ、痩せるのは簡単だ。食べなければいい。あるいは一部で流行っている本来は糖尿病患者が使用するやせ薬を使えばいい。もちろんこれらは全くお勧めできない。健康を犠牲にして、体重を落とすことは本末転倒である。

現状とは?

この場合の現状とは何か?それは「なぜあなたは今、その体重なのか?」ということを明らかにする必要がある。人間は食物を食べて、生命活動に必要なエネルギーと化学物質を補給している。体重が増えるということは、エネルギーが余ってしまい、体内に別の物質として蓄えられていることになる。つまり余剰のエネルギーだ。ではなぜエネルギーが余っているのか?簡単だ。食べ過ぎているからだ。では、どのくらい食べ過ぎているのか?そもそも、毎日どのくらいのカロリーを摂取しているのか?

「昨日、あなたは何キロカロリー摂取しましたか?」と聞かれて、答えられる人はほとんどいないだろう。なので、まずはこれを把握するところから始める必要がある。実際、私はそこから始めた。

食事を管理するアプリ

昨今は便利なもので、食事を管理をするスマホアプリがリリースされている。私が使っているのは「あすけん」というアプリだが、これ以外にもリリースされている。他のアプリは使ったことがないので、以降はあすけんの話になってしまうが、この記事は広告・宣伝目的ではないことを記しておく。

あすけんでは、自身の身長、体重を登録する。すると、自分に必要な1日の栄養成分量がわかる。基にしているのは厚生労働省のデータのようで、管理栄養士の方が監修されているとのこと。自分がやるべきことは、毎日自分が食べたものを記録していくだけだ。市販品であれば、バーコードを読み込む。自炊したものであれば、材料を〇〇gと入力していく。大手のファミレスやコンビニ等のメニューであれば、検索することでデータベースに登録されている栄養成分が記録される。食事の写真を撮って AI によって解析することもできる。このようにして、毎日3食記録していくのだ。もちろん、間食したものも入力する。

こうして入力していくと、現状を知ることができる。自分にとって、1日に必要なカロリーはどのくらいで、いつもの食事だとどのくらいオーバー(または少ない)のか?その他、ビタミンやミネラルは何がどのくらい足りていて、どのくらい不足しているのか?これらが現状で、スタートラインということだ。ここから、整えていく。多めに摂取しているものは減らし、足りない栄養素を追加していく。子供のころから言われていた、要はバランスの取れた食事を心掛けることになるのだが、これはできる範囲で構わない。大事なことは、

食事を制限するのではなく、管理すること

だ。制限というと、どうしても我慢に感じる。が、管理と言えば、いくらか気が楽になる。例えば、銀行の預金残高を気にせず欲しいものをどんどん購入する人はいないだろう。これは自分のお金を管理していることということだ。これと全く同じことだ。制限ではなく、管理なのである。

あすけんを使用して素晴らしいと思ったのは、毎日飲食したものを記録するだけで、栄養計算を自動的に行ってくれて、自分の現状に対して、栄養素の過不足がわかることだ。

現状を最適解に近づけるために行うこと

現状を把握しただけでは、目的を達成できない。 最適な結果を得るために日々の行動が必要となる。食事を管理するには、健康的な食生活を送る必要がある。自分にとって必要なカロリーと必要な栄養素を摂取することが必要なのだ。ダイエットの場合は、アプリに従って食事を管理することがそれに当たる。事実、私の場合はアプリに従って、3ヶ月続けた結果、59kg → 55kg で体脂肪率が 13% になった。身長が 162cm なので、BMI で言うと、21 程度だ。ベストと言える。

やったことは、アプリが推奨する1日に必要な各栄養素の量を守っただけだ。人間の身体は素晴らしく、なるほど、自分の身体に過不足なく栄養素を摂取してあげれば、自然とベストに近付く。

さて、この考え方は BI と同じだと、最初に書いた。ここから BI で説明すると、例えば、BI を導入している企業であれば、売上を集計するレポートやダッシュボードがあることだろう。そこには、

  • 今期のここまでの売上(現状)
  • 今期の目標値(未来)
  • 前年同期の売上と同期比(過去)

が必ず表示されているはずだ。目指すべき未来の値に現状をどうやったら近づけることができるのか?現状の数値は前年と比べたらどの程度なのか?そこから、目標値に達する可能性はあるのか?

BI に慣れている人なら、自ずとこれらを考える。現状を変える必要があると判断したのであれば、なぜ現状はこの数値なのか?について、考えることになる。そこから仮説を立てて、原因を決める。これが原因ではないか?という仮説に基づいて、ならば、何を変えるのか?に辿り着き、これが手段となる。手段が決まったら、それを実行する。そう、考えているだけではダメなのだ。必要に応じて、関係部署に共有し、連携し、協力を仰ぎ、現場に指示を出す。しばらくの間、その仮説を試行して、結果を評価する。仮説が当たっていれば、結果は改善するだろう。結果が変わらなければ、仮説が間違っていたことになり、次の仮説を試す。

その業務を担当している人間は、必ずその業務のプロフェッショナルだ。おそらく、原因を考えると、仮説は複数立てるられるはずだ。もし3つの仮説が立てられたのであれば、可能性の高い順に試していけばよい。試行することでわかることも出てくるはずだ。

BI には実行者が必要だ

最近、私はこれを行う人を「BI の実行者」と呼ぶことにした。データを可視化するのが BI だと思われている風潮があるが、実は正しくない。BI にとって、可視化は手段に過ぎないからだ。可視化したところで、何かがわかっても、状況が芳しくない(例:売上が低い等)場合には、手段を実行しなければ、状況は変わらない。BI もまた、ビジネスにとって手段に過ぎないのだ。故に、実行者が必要となる。課題を解決する人。組織内の調整が必要ならば、調整もする。役員にかけあう必要もあるだろう。手段を実行するために予算が必要かもしれない。現場に調整をお願いすることもあるだろう。

データを弄って、可視化するだけでは、BI は実行できない。綺麗なグラフを作るだけでは、何も変わらない。かっこいいグラフは何も生まないのだ。

あなたの組織には BI の実行者がいるだろうか?

ダイエットの例に戻せば、このままでは確実に生活習慣病になるぞという現状がわかったところで、日々の生活を変えなければ、やがて病気になるだけだ。他の誰でもない。自分自身の健康でさえ、なおざりにしてしまっては、いったい誰が助けてくれるというのか。

最後に

今日できることは、今日から始めてほしい。ダイエットに BI の考え方はとても相性がいいのだ。会社のために、なんて言われてもやる気が出ないかもしれないが、ダイエットはあなた自身の身体の話だ。自分自身で健康は作れる。願わくば、これを読んだ全ての人に健康で文化的な生活を営んで欲しいと思う。

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