大容量ファイルの送信のベストプラクティスがない
宅ふぁいる便やデータ便などのサービスがありますが、いずれも広告収入で成り立っているため、必ずしもUIが、使いやすいとは限りません。またサードパーティのサービスをつかうことに抵抗のある会社もあるかと思います。
Amazon S3 をストレージ代わりにしたい
大容量のストレージと言えば、Amazon S3です。アクセスコントロールもきめ細やかにできます。自社サーバではないものの、S3上のファイルを暗号化できるオプションもあり、セキュリティに関してはほぼ問題ないと言っていいでしょう。
特に便利なのは署名付きURLを発行できるところですね。有効期限も設定できて便利です。SDKを使えばプログラムからも操作可能です。しかしいちいちコマンドを叩くのは面倒。非エンジニア層に優しくない。
CyberDuck が、S3クライアントとして優秀
CyberDuckは、FTP(S)クライアントとして有名ですが、S3のクライアントとしても使えます。アクセスキーとシークレットアクセスキーがあれば、接続できます。
ログインすれば、普通のFTPクライアントと同様に使えます。
そしてS3にログインしている時に、ファイルを選択してコンテキストメニューを出すと、「URLをコピー」というメニューがありますので、そこを更に掘ると、なんと、各期限つきのSigned URLがつらつらと出てきます。
優しいことに、
- 一時間限定のURL
- 一日限定のURL
- 一週間限定のURL
とビジネス用途にあった期間があらかじめセットされています。これをメールなどに貼り付ければ、超簡単にセキュアにファイルを転送できますね。
CyberDuckはバージョン 5.0.11 (20753)のMac版で検証しました。