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rbenv の global バージョンが変わらなくて困ったこと 《global と local》

Last updated at Posted at 2019-04-10

rubyのバージョン変更が効かない!!って困ったけど特に問題も見つからなくて
色々調べたらrbenvのことにちょっと詳しくなったっていうお話です。

予め断りますが、高度なお話は期待しないでください。

さて早速ターミナル操作ですよ、と・・・

❯ rbenv global 2.3.1

❯ ruby -v
ruby 2.5.1p57 (2018-03-29 revision 63029) [x86_64-darwin18]

おんやぁ・・・???

❯ rbenv versions                           
  system
  2.3.1
* 2.5.1 (set by /hogehoge/.ruby-version)

あんれぇ・・・???

ということになったわけです。
困りました。

❯ which ruby                                                                       
/Users/username/.rbenv/shims/ruby
❯ cat ~/.zshrc 
# (bashなら ~/.bash_profile など)
中略
eval "$(rbenv init -)"
中略

rubyの読み込みパスが上記の通りなら
間違いなくrbenvが今使っているrubyを管理をしている。
一応、シェルのプロファイルの中を読んでみると
rbenvのパスが通っているはずなので
シェルはきちんとrbenvを読み込んで実行できている。
(というかターミナルでrbenvコマンド通ってるしね・・・。)
とりあえず大枠でrbenvはエラーなく正常動作しているはず・・・。
なのになぜ!?

さてこれはどういうことか。

結論をいうと何も異常がない可能性があります。

以下を試してみてください。

❯ cd ~
❯ rbenv versions                                                                   
  system
* 2.3.1 (set by /Users/username/.rbenv/version)
  2.5.1

↑の状態はrbenvlocal環境に設定されたrubyバージョンを読んでいます。
つまりきちんとコマンド通りglobalバージョンの設定変更はできています。

そう、初めからちゃんとバージョン切り替えできていたんです

・・・・globalのね!

どういうことか説明しますと

そもそもrbenvrubyのバージョン管理を目的としたソフトです。
(たぶんrb=rubyの environment=環境 の管理みたいなネーミング?)
通常にrubyをインストールすると
そのPCでは常時同じバージョンのrubyしか使えません。
しかし、rbenvを使い、rbenvフォルダ以下に
複数のrubyをインストール=管理することで
プロジェクトごとに異なるバージョンのrubyを使い分けることができるというものです。

globalというのは、そのPCがデフォルトで使うバージョンを設定することです。
で、localってのがPCの中の一部、
例えば特定のプロジェクトファイル以下で使うバージョンを指定することです。
このlocalでのバージョン指定をしているのが.ruby-versionというファイルです。
このファイルがあるフォルダ以下には
.ruby-versionファイルに記載されたバージョンのrubyが動きます。

さてここで先程までのターミナルのログを再確認みましょう
ローカルバージョンのログとグローバルバージョンのログをよく比較してみてください。

❯ rbenv versions  
* 2.5.1 (set by /hogehoge/.ruby-version)
* 2.3.1 (set by /Users/username/.rbenv/version)

お分かりでしょうか。

set by以下が違いますね?

これはrbenvがバージョンを参照している管理ファイルの所在です。
上のローカルバージョンでは各フォルダの.ruby-version
そしてグローバルバージョンでは/Users/username/.rbenv/versionです。

わかってる方は記事の最初の方で即ツッコミ入れてたわけですね、、、
m9(^Д^)プギャープスプス何やってんのこいつwww
とか言われてたわけです・・・orz

さてではこの2つのファイルの中身はというと・・・

❯ cat /hogehoge/.ruby-version
2.5.1
❯ cat /Users/username/.rbenv/version                                               
2.3.1

ものっすごいシンプル!!
たったこれだけの記載でバージョン管理がされてるんですね。
(他にもこのファイルを読み込む別のinitファイルあるかもしれませんけど)

謎は全て解けた!
謎も何も・・・rbenvのこと何もわかってなかったっていう恥ずかしい話でした。


そういえば金田一少年は近年37才サラリーマンになって
相変わらず事件に巻き込まれる生活してるみたいです。

参考記事

今回こちらの記事を参考にさせていただきました。
https://qiita.com/eijish/items/ae16c2c3e4564ab5a6c5

次回予告

というか実は前回(プライベート記事で)
localhostがiphoneから見られねぇ困った!の記事にすると予告してたのですが
そちらもこれから(個人的には割と必要性が高いと感じるので)環境テストしていく予定です。
ある程度まとまった検証ができ次第記事にしてみようと思います。

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