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Windows開発環境におけるWSL2とAlmaLinux 9を利用したAerospike構築ガイド

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Last updated at Posted at 2025-09-27

はじめに

この記事では、Windows Subsystem for Linux 2 (WSL2) を用いて、Windows上にNoSQLデータベースであるAerospikeのテスト環境を構築する手順を解説します。

Aerospike は、リアルタイムなビッグデータ処理を得意とする、インメモリ・NoSQLデータベースです。ミリ秒以下のレイテンシと高いスループットを実現し、広告テクノロジー、金融サービス、オンラインゲームなどの分野で広く利用されています。

公式ではLinux環境での動作がサポートされているため、今回はWSL2上にRHEL系のAlmaLinux 9ディストリビューションをインストールし、その上でAerospikeを動作させます。

対象読者

  • Windows環境でAerospikeを試してみたい方
  • WSL2の基本的な使い方を学びたい方
  • NoSQLデータベースの環境構築に興味がある方

構築手順

1. Windowsの機能の有効化

まず、WSL2と仮想化機能を有効にするため、以下の2つのWindowsの機能を有効化します。

  1. コントロール パネル > プログラム > Windows の機能の有効化または無効化 を開きます。
  2. 以下の項目にチェックを入れ、OKをクリックします。
    • Hyper-V
    • Linux用 Windows サブシステム

Windowsの機能の有効化

変更を適用後、PCの再起動を求められる場合があります。

2. WSL2のインストールと更新

次に、PowerShellまたはコマンドプロンプトを管理者として開き、WSL2をインストールします。

wsl --install

多くの場合、このコマンドで必要なコンポーネントのインストールと、デフォルトのUbuntuディストリビューションのセットアップが行われます。

もし上記コマンドでエラーが発生する場合や、特定バージョンのWSLを手動でインストールしたい場合は、WSLのGitHubリリースページから最新のMSIインストーラーをダウンロードして実行することも可能です。

すでにWSLをインストール済みの方は、以下のコマンドで最新バージョンに更新しておくことをお勧めします。

wsl --update

3. AlmaLinux 9 ディストリビューションのインストール

今回はRHEL系のAlmaLinux 9を使用します。以下のコマンドでMicrosoft StoreからAlmaLinux 9をインストールします。

wsl --install -d AlmaLinux-9

インストールが完了したら、一度シェルを再起動してください。
再起動後、新しいLinuxディストリビューションのユーザー名とパスワードの設定を求められますので、任意のものを設定してください。

4. Aerospikeの依存ライブラリのインストール

AlmaLinux 9のターミナルを開き、Aerospikeの動作に必要となるlibcurldnfパッケージマネージャーでインストールします。

sudo dnf install -y libcurl

5. Aerospike Community Editionのダウンロード

Aerospikeの公式サイトから、Community Editionのサーバーパッケージをダウンロードします。

  1. Aerospike Community Edition Downloadページにアクセスします。
  2. AlmaLinux 9 (または互換性のあるEL9) 向けの .tgz ファイルのリンクをコピーするか、直接ダウンロードします。

AlmaLinuxのターミナル上でwgetコマンドを使って直接ダウンロードすると便利です。

# バージョン部分は適宜最新のものに置き換えてください
wget "https://download.aerospike.com/artifacts/aerospike-server-community/8.1.0.1/aerospike-server-community_8.1.0.1_tools-12.0.2_el9_x86_64.tgz"

6. Aerospikeのインストール

ダウンロードしたtgzファイルを解凍し、インストールスクリプトを実行します。

# ダウンロードしたファイル名に合わせて実行してください
tar -xvf aerospike-server-community_8.1.0.1_tools-12.0.2_el9_x86_64.tgz

# 解凍されたディレクトリに移動します
cd aerospike-server-community_8.1.0.1_tools-12.0.2_el9_x86_64/

# インストールスクリプトを実行します
sudo ./asinstall

7. Aerospikeサーバーの起動と状態確認

インストールが完了したら、systemctlコマンドでAerospikeサーバーを起動し、自動起動を有効にします。

# Aerospikeサーバーを起動し、OS起動時に自動で起動するように設定
sudo systemctl enable --now aerospike

# サーバーの稼働状態を確認
sudo systemctl status aerospike

Active: active (running) と表示されていれば、正常に起動しています。

8. 動作確認

最後に、Aerospikeのコマンドラインツール aql を使って、データベースに接続できることを確認します。

aql

aql> というプロンプトが表示されれば接続成功です。
以下のコマンドで、デフォルトで作成されているtestネームスペースの情報を表示してみましょう。

aql> SHOW NAMESPACES
+------------+
| name       |
+------------+
| "test"     |
| "bar"      |
+------------+
[...snip...]

qを入力してaqlを終了します。

まとめ

本記事では、WSL2とAlmaLinux 9を用いてWindows上にAerospikeの環境を構築する手順を解説しました。
これにより、Windowsユーザーでも手軽にAerospikeの強力な機能を試すことができます。

今後は、この環境を使って実際にデータを読み書きする方法や、クラスタ構成の構築などにも挑戦してみてください。

最後に

弊社ではエンジニアの求人を行っております。
少しでも興味を持たれた方は下記よりご応募ください。

参考

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