今回の記事はタイトル通り、フォームバリデーションの実装をメインにまとめていきます。
知人から質問されてたことをきっかけに、知識を深めていこうと思います。
Form Validationについて
Form Validationとは、ウェブフォームやアプリの入力フォームに対して、ユーザーが正しい形式・内容のデータを入力しているかどうかをValidation(検証)する仕組みのことです。
例えば、下記のようにFormウィジェットの中にInputウィジェットとButtonウィジェットを用意します。InputウィジェットのMandatory(必須)はTrueに設定しています。
Inputに何も入力せず、「Save」ボタンを押下すると、下記画像のようにValidation Messageが表示されます。これがForm Validationの機能となります。
Form Validationの実装
OutSystemsはデフォルトでValidation Messageが用意されています。
このValidation Messageは、Eventsプロパティの「Built-in Validations」をYesに設定することで、呼び出されます。(同一Form内外は問いません)
また、アクション内ではValidationを検知することができます。
Form.Validは「バリデーションが実行されたかどうか」を表すboolean変数です。
この変数がTrueのときには、通常のウィジェットが表示され、
この変数がFalseのときには、赤い境界線が適用されValidation Messageが表示されます。
試しに、下記のようなアクションを作成し、実行します。
これを利用することでValidationを契機に処理を分岐することが可能です。
また、Validation Messageを変更することも可能です。
ウィジェット名.ValidationMessageに値を代入するだけです。
以上となります。