ジェノグラム(Genogram)は、家族関係を図で表す手法で、カウンセリングやソーシャルワーク、医療現場でよく使われます。家系図とは違い、結婚・離婚・再婚の関係線や、感情的なつながり(強い絆・対立・疎遠など)を記号で表現するのが特徴です。
手描きのジェノグラムは手間がかかる
標準的なジェノグラムでは、男性は四角、女性は丸、結婚は二重線、離婚は斜線……といった具合に、数十種類の記号を使い分けます。臨床の現場では「家族歴を聞き取ってから図に起こす」作業がそのままセッションの時間を圧迫してしまうこともあります。
AutoGenogram でテキストから図へ
そこで試したのが AutoGenogram です。家族の構成や出来事を文章で入力すると、AI がそれを解析して専門的なジェノグラムに整形してくれます。数世代にわたる情報を「祖父は 1930 年生まれで再婚、母とは疎遠」のような自然文で入力できるのが便利でした。
実際に入力した例:
クライアントは 40 代女性。父(70 歳)と母(68 歳)の長女。
両親は 1985 年に結婚、1998 年に離婚。母は 2001 年に再婚。
父方祖母は精神科入院歴があり、母はアルコール依存で治療中。
この文章だけで、世代・婚姻・離婚・再婚・疾患歴を含むジェノグラムが生成されました。出力は画像や PDF として保存でき、そのまま記録やスーパービジョン資料に使えます。
使ってみた感想
- 記号の正確さはもちろん、**感情線(強い絆・対立)**の表現まで自動で付くので、面接記録から図を起こす手間が大きく減りました
- 家族歴の情報を文章のまま残せるので、後から参照するときにも読みやすい
- 無料プランでも基本的な機能は一通り使えます(Freemium)
ジェノグラムを手書きで書いている方、家族歴の可視化に時間を取られている方は一度試してみる価値があると思います。