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Kubernetes 1.28: SIG Cluster Lifecycle の変更内容

Last updated at Posted at 2023-09-05

Kubernetes 1.28 の CHANGELOG から SIG Cluster Lifecycle の取り組みについてにピックアップしました。

重大なアップグレードに関する警告 (Urgent Upgrade Notes)

  • None

種類別の変更 (Changes by Kind)

廃止予定 (Deprecation)

  • None

APIの変更 (API Change)

  • None

Feature

  • kubeadm: 設定ファイルの妥当性を検証するためのコマンドである、kubeadm config validate が追加されました。--configフラグを使って対象の設定ファイルを指定してください。また、--helpフラグで追加の情報を知ることができます。この新しいコマンドを追加した結果として、既存の kubeadm config migrate コマンドの検証機能が強化されました。migrateおよびvalidate両方のコマンドで、未知のAPIやフィールドはエラーを投げます。 (#118013, @neolit123)

  • kubeadm: kubeadm config migrate/validate コマンドに --allow-experimental-api フラグが追加されました。このフラグは、将来的にWIP、または実験的なAPIをmigrateまたはvalidateする際に使用できます。 (#118866, @neolit123)

  • kubeadm: 時刻同期がされていない場合のワークアラウンドとして、現在のシステム時間に対して過去に5分オフセットした開始時間でCA証明書を生成します。 (#118922, @champtar)

    • :pencil: 起動してきたばかりのマシンで、まだ時刻同期がされていない場合を想定しているようです。

Documentation

  • None

Failing Test

  • None

Bug or Regression

  • kubeadm resetremove-etcd-memberフェーズで削除するピアに対応するetcdメンバーIDを見つけられない場合、最大3分間リトライするのではなく、すぐに他のフェーズに進みます。 (#117724, @dlipovetsky)

  • kubeadm: kubeadmの設定ファイルでignorePreflightErrorsフィールドをallに設定できないという制限が解除されました。 (#119351, @SataQiu)

  • kubeadmのログメッセージで、etcdメンバーIDの先頭のゼロを削除しました。 (#117919, @dlipovetsky)

    • :pencil: etcd のメンバーIDを %016x で出力していたところを、strconv.FormatUint(id, 16) を利用して出力するように変更したようです。
  • kubeadm: kubeletとの整合性が取れていないStatic Podの変更検出ロジックのバグを修正しました。 (#118069, @SataQiu)

    • :pencil: Static Podのマニフェストの比較の際、フィールドの定義順が異なっていても内容が同じならば「同じ」と検出しなければいけなかったようです。
  • kubeadm: crictl pull時にイメージサービスのエンドポイントの指定に-iを使い設定するようにしました。 (#117835, @pacoxu)

  • kubeadm: アップグレード時に、Windowsプラットフォームでバックアップのためのファイルコピーが正しくされていなかった問題を修正しました。 (#117861, @SataQiu)

  • kubeadm: 初期化を0秒または20秒高速化しました。kubelet-start フェーズは現在、etcdとコントロールプレーンのフェーズの後になります。これにより、kubeletが静的ポッドのマニフェストを探す動作と、kubeadmがそれらを書き込む動作の間のレースコンディションが解消されました。 (#117984, @champtar)

  • kubeadm: 非推奨のFeature Gateに対して、エラーではなくワーニングを投げるようにしました。 (#118270, @pacoxu)

Other (Cleanup or Flake)

  • kubeadm: kube-proxyのバージョン非整合ポリシーの不整合を修正するために、新しいフィーチャーゲートUpgradeAddonsBeforeControlPlaneを導入しました。デフォルト値はfalseです。このフィーチャーゲートがtrueに設定されていない限り、CoreDNSkube-proxyのアドオンのアップグレードは、すべてのコントロールプレーンのインスタンスがアップグレードされた後にトリガーされます。このフィーチャーゲートは、将来のリリースで削除される予定です。 (#117660, @pacoxu)
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