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ひとりアドベントカレンダー WSLで学ぶLINUXコマンドAdvent Calendar 2024

Day 15

システムのシャットダウンと再起動(連載第15回/25回)

Last updated at Posted at 2024-12-14

はじめに

システムのシャットダウンや再起動は、メンテナンスやトラブルシューティングの際に必要となる基本操作です。ここでは、shutdownreboothalt の基本的な使い方を紹介します。

コマンド説明

shutdown - システムのシャットダウン

shutdown コマンドは、システムを安全にシャットダウンするためのコマンドです。シャットダウンのタイミングを指定することができます。

主なオプション
-h : システムをシャットダウン(halt)
-r : システムを再起動
-c : 予定されているシャットダウンをキャンセル
+m : 指定した分後にシャットダウン

shutdown [オプション] 時間
# システムをすぐにシャットダウンする:
sudo shutdown -h now
# システムを10分後にシャットダウンする:
sudo shutdown -h +10
# システムをすぐに再起動する:
sudo shutdown -r now
# 予定されているシャットダウンをキャンセルする:
sudo shutdown -c
# 特定の時間にシステムをシャットダウン
# このコマンドは、システムを午後8時にシャットダウンします。
sudo shutdown -h 20:00
# 再起動前にメッセージを表示
# このコマンドは、5分後にシステムを再起動し、ユーザーにメッセージを表示します。
sudo shutdown -r +5 "System will reboot in 5 minutes. Please save your work."

reboot - システムの再起動

reboot コマンドは、システムを再起動します。shutdown コマンドと異なり、オプションが少なくシンプルに再起動を実行します。

reboot
# システムをすぐに再起動する:
sudo reboot

halt - システムの停止

halt コマンドは、システムを停止させます。shutdown -h と似ていますが、通常はファイルシステムのアンマウントを行わずに停止します。

halt
# システムをすぐに停止する:
sudo halt
# システムの停止を確認
# このコマンドは、システムを停止します。
sudo halt

おわりに

システムのシャットダウンと再起動の基本的なコマンドを使用することで、メンテナンスやトラブルシューティングを安全かつ効率的に行えます。

次からの記事では、ファイルシステムのチェックと修復について解説します。

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