はじめに
システムのディスク使用量を定期的に確認することは、ストレージの管理とパフォーマンスの維持において重要です。ここでは、df
と du
の基本的な使い方を紹介します。
コマンド説明
df
- ファイルシステムのディスク使用量の確認
df
コマンドは、ファイルシステム全体のディスク使用量を表示します。
主なオプション
-h : 人間が読みやすい形式で表示(KB、MB、GBなど)
-T : ファイルシステムのタイプを表示
# 例
df [オプション]
# この例では、人間が読みやすい形式でディスク使用量を表示します。
df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda1 50G 25G 23G 52% /
tmpfs 2G 1.1G 900M 55% /run
/dev/sda2 100G 60G 35G 64% /home
du
- ディレクトリやファイルのディスク使用量の確認
du
コマンドは、特定のディレクトリやファイルのディスク使用量を表示します。
主なオプション
-h : 人間が読みやすい形式で表示
-s : 合計のディスク使用量のみを表示
-a : ファイルとディレクトリの両方の使用量を表示
# 使い方
du [オプション] [ファイルまたはディレクトリ]
# この例では、/home/user ディレクトリの各サブディレクトリおよびファイルのディスク使用量を表示します。
du -h /home/user
4.0K /home/user/Documents
1.2G /home/user/Music
700M /home/user/Videos
2.5G /home/user
おわりに
ディスク使用量の確認は、ストレージの最適化と必要なメンテナンスを行うために重要です
次の記事では、アーカイブと圧縮について説明します。
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