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Day 23

システム情報の取得(連載第23回/25回)

Last updated at Posted at 2024-12-22

はじめに

システム情報の取得は、システム管理やトラブルシューティングにおいて重要です。ここでは、unamelscpulsblkdffree の基本的な使い方を紹介します。

コマンド説明

uname - カーネル情報の表示

uname コマンドは、システムのカーネル情報を表示します。

主なオプション
-a : 全ての情報を表示
-r : カーネルリリース情報を表示
-m : マシンハードウェア名を表示

uname [オプション]
# 全てのカーネル情報を表示:
uname -a

lscpu - CPU情報の表示

lscpu コマンドは、システムのCPU情報を表示します。

# CPU情報を表示:
lscpu

lsblk - ブロックデバイス情報の表示

lsblk コマンドは、システムのブロックデバイス情報を表示します。

主なオプション
-f : ファイルシステム情報を表示
-d : ディスクのみを表示

# ブロックデバイスの情報を表示:
lsblk
# ファイルシステム情報を含むブロックデバイス情報を表示:
lsblk -f

df - ディスク使用量の表示

df コマンドは、ファイルシステムのディスク使用量を表示します。

主なオプション
-h : 人間が読みやすい形式で表示
-T : ファイルシステムのタイプを表示

# 例
df [オプション]
# ディスク使用量を表示:
df -h

free - メモリ使用量の表示

free コマンドは、システムのメモリ使用量を表示します。

主なオプション
-h : 人間が読みやすい形式で表示
-m : メモリ使用量をMB単位で表示
-g : メモリ使用量をGB単位で表示

free [オプション]
# メモリ使用量をMB単位で表示:
free -m

応用例

# カーネルリリース情報の取得
uname -r
# ブロックデバイスのファイルシステム情報を表示
lsblk -f
# CPUアーキテクチャとモデルの確認
lscpu | grep "Architecture\|Model name"
# システムメモリ使用量の確認
free -h
# ディスク使用量の確認
df -h

おわりに

システム情報の取得の基本的なコマンドを使用することで、システムの状態を把握し、トラブルシューティングやパフォーマンスの最適化を行うことができます。

次からの記事では、デバイスの管理について解説します。

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