1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

はじめに

システムやアプリケーションのログを管理することは、トラブルシューティングや監視において重要な役割を果たします。ここでは、taillessjournalctl の基本的な使い方を紹介します。

コマンド説明

tail - ファイルの末尾を表示

tail コマンドは、ファイルの末尾部分を表示します。ログファイルの最新のエントリを確認するのに便利です。

主なオプション
-f : ファイルが更新されるたびに新しい行を表示(フォロー)
-n : 表示する行数を指定

# 使い方
tail [オプション] ファイル名
# このコマンドは、システムログファイル /var/log/syslog をフォローし、
# リアルタイムで新しいログエントリを表示します。
tail -f /var/log/syslog

less - 大きなファイルの閲覧

less コマンドは、大きなテキストファイルをページごとに表示し、スクロールして内容を閲覧するのに便利です。lessmore コマンドの強化版で、効率的なナビゲーション機能を提供します。

主な操作方法
Space : 次のページに進む
b : 前のページに戻る
/ : 検索
q : 終了

# 使い方
less ファイル名
# このコマンドは、システムログファイル /var/log/syslog をページ単位で表示します。
less /var/log/syslog

journalctl - システムジャーナルの表示

journalctl コマンドは、systemd によって管理されるシステムログを表示します。強力なフィルタリング機能を備えており、ログの詳細な分析が可能です。

主なオプション
-e : 最新のログエントリを表示
-f : リアルタイムでログをフォロー
-u : 特定のユニットに関連するログを表示

# システムログファイル /var/log/syslog をページ単位で表示します。
journalctl [オプション]
# システムジャーナルのログをリアルタイムでフォローします。
journalctl -f
# 特定の期間のログを表示
# このコマンドは、2023年1月1日から2023年1月31日までのログを表示します。
journalctl --since "2023-01-01" --until "2023-01-31"
# 特定のサービスのログを確認
# このコマンドは、apache2 サービスに関連するログを表示します。
journalctl -u apache2.service

# システムログのエラーメッセージを確認(補足)
# このコマンドは、システムログファイル内の "error" メッセージを検索して表示します。
grep "error" /var/log/syslog

おわりに

ログ管理の基本的なコマンドを使用することで、システムの問題を迅速に発見し、効果的に対応することができます。
次の記事では、ディスク使用量の確認について説明します。

一覧

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?