SES企業の監視オペレーターという、エンジニアの中でもキャリアの最初の登竜門的なポジションから、1年でAWSの設計・構築まで任せてもらえるようになるまでにやったことをまとめます。
当時の自分のスペックは以下の通り:
理系大学卒だが教員志望だったため、インフラもクラウドも無知
技術経験はほぼなし
監視オペレーターとしての実務経験からスタート
そんな自分でも、1年本気で取り組んだことで、以下のようなことができるようになりました。
・AWS上でサイトを構築し、設計の実務経験を得る
・Pythonによる自動化スクリプトの作成
・SAPレベルのクラウド知識の習得
・インフラ知識としてLPIC/CCNAも習得
・技術だけでなく、営業交渉や現場での信頼獲得も重視
- クラウドの知識をつけた(AWS資格取得)
AWSについては、書籍学習+模擬試験の繰り返しで合格しました。
取得した資格:
・(模擬問題付き)徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書 第2版[CLF-C02]対応)
・(模擬問題付き)徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書 第3版[SAA-C03]対応)
・AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル 改訂第2版 (AWS認定資格試験テキスト)
試験は受験料が高いですが、未経験スタートの自分には自信を付ける意味でもかなり有用でした。もちろん資格がすべてではないですが、「初学者が信頼を得る手段」としては今でもアリだと思っています。
2. サーバーやネットワークの基礎知識を習得
クラウドといえども、ベースにあるのはサーバーやネットワークの技術です。特にLinuxやTCP/IPの知識は、トラブルシュート時に非常に役立ちます。
学習に使った書籍:
・徹底攻略 LPIC レベル1教科書&問題集[Version 5.0]対応
・(模擬問題、スマホ問題集付き)徹底攻略Cisco CCNA問題集[200-301 CCNA]対応
これらは資格を取ることが目的というより、「インフラの全体像を把握する」ための材料として活用しました。
3. 実際にAWSを触って個人開発してみた
知識だけではすぐに忘れてしまうので、とにかく手を動かして構築してみることを重視しました。
実際にやったこと:
・EC2・S3・RDS・Route53・IAM など主要なサービスを使ってWebサイト構築
・CloudFormationによるリソースの自動化にも軽くトライ
学習のついでに作った成果物をQiitaにアウトプットしたところ、ちょっとずつ見てもらえるようになったのも嬉しかったです。
4. Pythonを学習して自動化の土台を作る
今後はIaC(Infrastructure as Code)や自動化の方向にも進みたかったので、Pythonにチャレンジ。
学習に使ったのは以下:
・シリコンバレー一流プログラマーが教える Pythonプロフェッショナル大全
最初はスクレイピングやログ整理の簡単なスクリプトから始めて、徐々にAWS SDK(boto3)を使ってEC2操作などにも挑戦していきました。
5. 営業にガチで交渉した
どんなにスキルを身につけても、チャンスをもらえなければ意味がない。
そこで営業には定期的に以下を伝えていました:
・資格・スキルの進捗状況
・将来やりたいこと(クラウド設計に関わりたい)
・「今ならどんな現場でも吸収する覚悟がある」と熱意を伝える
営業と信頼関係を作っておくと、空きが出たときに声をかけてもらえる確率が高まります。
6. 現場で評価を得るために「技術以外の力」も大事にした
最後に意識したのは「現場でどう評価されるか」。特に、以下を実施:
・積極的なコミュニケーション(報連相、雑談含めて)
・作業手順のドキュメント化
・業務改善の提案
最初の頃は「教員志望だったくせにエンジニアなんて…」と思ってましたが、教育と同じように相手目線での説明や理解促進は大きな武器になると気づいてから、むしろ強みにできました。
最後に
クラウドエンジニアとして1年でステップアップするには、技術だけでなく、行動力と交渉力、そして信頼の積み上げが必要です。
スキルや資格は目的ではなく「武器」なので、どのタイミングでどう使うかがポイントになります。
これからチャレンジする方の参考になれば嬉しいです。