Amazon SES でプライベートサブネット内からメールを送信する際の注意点(2020年11月時点)

はじめに

DX 技術本部 の yu-yama です。
ややハマりしたので、同じ楔を踏む人が減ることを祈り、UP します。

TL;DR

AWS SDKではなく、SMTP インターフェイスを使用して送信しましょう。
2020年11月現在、 AWS SDK の Amazon SES API を用いて Amazon SES のメールを送信することはできません。

Amazon SES が東京リージョンにきました

Amazon SES 東京リージョン対応のお知らせ | Amazon Web Services ブログ
2020年7月、Amazon SES が東京リージョンに対応しました。
対応したことで、VPC エンドポイントを作成し、プライベートサブネット内からメールが送れるようになりました。

Amazon SES を使用してメールを送る方法は 2 種類ある

1. SMTP を使用する方法

   • SMTP を使用して Amazon SES から E メールを送信する - Amazon Simple Email Service

2. AWS SDK を使用する方法

   • AWS SDK を使用して Amazon SES から E メールを送信する - Amazon Simple Email Service

現在 AWS SDK から Amazon SES API 越しには送れない

• AWS に問い合わせて理解できたのですが、現在 VPC エンドポイントを作成できるのは SMTP エンドポイントのみ。
  AWS SDK は API エンドポイントを用いてメールを送信しており、 SES API エンドポイントは VPC エンドポイントに対応していません。

最後に

プライベートサブネットから Amazon SES を用いてメールを送るときは、

1. VPC エンドポイント(サービス名:com.amazonaws.ap-northeast-1.email-smtp)を作成する

2. Amazon SES SMTP 認証情報を取得する

3. 上記認証情報を利用して、E メールを送信する

   の流れで送りましょう。

はやく API エンドポイント対応してくれ～