#あらすじ
##viとvi-improved
Linuxに触りたての頃、cdでディレクトリ移動、lsでフォルダ内を表示、rmで削除、っていう流れで、ファイル編集はviコマンド!と間違えてるような間違えてないような、適当な感じで覚え、.bashrc一つ編集するのに四苦八苦しながら:wq、:q!を覚えたのは懐かしい思い出です。(カーソル移動は矢印キー)
さてようやく最近になってviは古く、実体はvimである、かなりヤバいテキストエディタである、崇拝者が何千人もいる、ということをだんだんと理解してきました。
##7.3
OSにプリインストールされているだけでビルトインではないことを知った僕は、引数なしのvimコマンドを実行し、バージョンが現行より大分古い7.3であることを確認しました。
もっとvimを使いこなし一人前のスーパーハカーになるためにもこのままではいけない。。
#Homebrew
というわけで、Homebrewに上がっているバージョンのvimをインストールし、既存のものからそっちに移行します。
まずは厳かに、
% brew info vim
vim: stable 7.4.488, HEAD
http://www.vim.org/
Conflicts with: ex-vi
Not installed
From: https://github.com/Homebrew/homebrew/blob/master/Library/Formula/vim.rb
==> Dependencies ...
ふむ。バージョンは7.4.488。。最新版はもう少し上だがまあ許容範囲内でしょう。
えいや。
% brew install vim --with-lua
==> Installing vim dependency: lua
==> Downloading https://downloads.sf.net/project/machomebrew/Bottles/lua-5.2.3_1
######################################################################## 100.0%
==> Pouring lua-5.2.3_1.yosemite.bottle.tar.gz
? /usr/local/Cellar/lua/5.2.3_1: 13 files, 308K
==> Installing vim
==> Downloading http://ftp.debian.org/debian/pool/main/v/vim/vim_7.4.488.orig.ta
######################################################################## 100.0%
==> Patching
==> ./configure --prefix=/usr/local --mandir=/usr/local/Cellar/vim/7.4.488/share
==> make
==> make install prefix=/usr/local/Cellar/vim/7.4.488 STRIP=true
? /usr/local/Cellar/vim/7.4.488: 1600 files, 26M, built in 88 seconds
無事、インストール完了!
#移行
と銘打ちましたがPATHの設定がちゃんとしていればちゃんと新しいvimが読み込まれ、設定とかhistoryとかも引き継いでくれるはずです。
echo $PATH | tr ":" "\n"
を実行し
% echo $PATH | tr ":" "\n"
/usr/local/bin
/usr/bin
/bin
/usr/local/sbin
/usr/sbin
/sbin
/opt/X11/bin
/Users/***/bin
このように/usr/local/binが/usr/binよりも上に来ていれば自動的に新しい方のvimが読み込まれます。
もしそうでなかったら各種rcファイルにexport PATH=/usr/local/bin:$PATH
を記述するか、/etc/pathsを編集し並べ替えます。
一旦Terminalを閉じるか、別のウインドウを開いて、vimと入力し、バージョンが変わっていれば成功!
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~
~
~
~
~
~ VIM - Vi IMproved
~
~ version 7.4.488
やったね!これで新しいvimが使い放題!アップデートもbrew update && brew upgrade
で簡単!